Product Details
ISBN 10 : 4797494522
Content Description
一九八一年六月十七日の白昼、下町の商店街を一瞬にして惨劇の舞台に変えた男・川俣軍司。おもむろに取り出した柳刃包丁を手に、幼児を含む六人を次々と殺傷し、そのままひとりの女性を人質に七時間に亘り篭城を続けた―。直木賞作家・佐木隆三が、80年代初頭の日本に起きた凶行を冷静な筆致で辿ったノンフィクション。逮捕・拘束され衆目に曝された犯人は、ブリーフにハイソックスという出で立ちの異様さと、憤怒の形相を人々の眼に焼きつけ、そして口を開く―「電波がオレにひっつくんだ」と。
【著者紹介】
佐木隆三 : 1937年咸鏡北道(現・朝鮮民主主義人民共和国)生まれ。41年に帰国。56年福岡県立八幡中央高校卒業。八幡製鉄所に入社。在職中の63年に『ジャンケンポン協定』で新日本文学賞を受賞。64年に退社、執筆活動に専念し、76年には『復讐するは我にあり』で直木賞受賞に至る。代表作に、91年伊藤整文学賞を受賞した『身分帳』(講談社文庫)や『宮崎勤裁判』(朝日文庫)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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金平糖
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