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おれたちの青空 集英社文庫

佐川光晴

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087451474
ISBN 10 : 408745147X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

父親が服役中の陽介、虐待の記憶に苦しむスポーツ万能の卓也。札幌の児童養護施設に暮らす仲間も高校受験を控え、悩める時期を迎えている。ある大雪の朝、卓也は「家出」を敢行するが…(「小石のように」)他全3篇。高校進学への迷いと未来への希望―陽介と卓也に旅立ちの時が来た。第26回坪田譲治文学賞受賞作『おれのおばさん』に続く感動の青春小説。

【著者紹介】
佐川光晴 : 1965年東京都生まれ、茅ヶ崎育ち。北海道大学法学部卒業。2000年「生活の設計」で第32回新潮新人賞受賞。02年『縮んだ愛』で第24回野間文芸新人賞受賞。11年『おれのおばさん』で第26回坪田譲治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゴンゾウ@新潮部

    「おれのおばさん」の続編。卓也とおばさんの話。卓也の生い立ちはとても悲惨である。陽介といい、生い立ちに負けずに立ち直る姿は創作とはいえとても清々しい。

  • まさきち

    「おれのおばさん」に続く卓也と恵子おばさんの回想を中心にしたスピンオフ的な一冊。恵子おばさんの生き方を知るに連れますます引き込まれ、新たにホウボウ舎に加わった聡美と美江の今後も気になり、あたたかさをしっかりと感じられながら、しっかりと自分の足で立って生きていくということの大切さを思い起こしてくれる物語で、今後も追っていきたいシリーズだと感じての読了です。

  • パフちゃん@かのん変更

    『おれのおばさん』の続編。卓也が主人公の「小石のように」。恵子が主人公の「あたしのいい人」。養護施設魴鮄舎の変わっていく様子「おれたちの青空」の3篇。卓也の生い立ちは本当に気の毒だ。でも背が高く運動神経にも恵まれている。養護施設には高校卒業までしかいられないらしい。高校に行かないならば中卒で施設を出て自活しなければならないらしい。恵子さんの人生も波瀾万丈だ。でも素晴らしい人物だと思う。

  • ゆみきーにゃ

    《図書館》俺のおばさんの続編。卓也が陽介が成長していてほのぼのしました。ハッピーエンドで良かった。

  • とりあえず…

    このシリーズ好きだな。中学生のみを受け入れる養護施設でのお話しなので、勿論そこに登場する人達は重い過去を背負っている人が多い。それでも明るく前向きに生きる面々を見て、出来過ぎだと思う人もいるでしょう。私は敢えてのそういう部分を好ましく感じる。現実に生きていても、楽しいことばかりではない。ドラマチックなほどの悲劇は訪れなくて皆そう。そのやるせなさに浸るも良し。そこからがむしゃらに生きるも良し。どちらを選ぶかは結局自分次第。何も教訓めいてはいないのです。でも決して卑下はしない。この本の自由さが私は好きだ。

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