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「アメリカが恐れた不屈の男」瀬長亀次郎の生涯

佐古忠彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062209502
ISBN 10 : 4062209500
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan

Content Description

全国で大行列、「天声人語」で絶賛された話題の映画を書籍化。「この沖縄の大地は、再び戦場となることを拒否する!基地となることを拒否する!」わがもの顔で闊歩するアメリカ軍に、たった一人で抵抗したカメジローの「魂の言葉」

目次 : プロローグ 瀬長亀次郎とは何者だったのか/ 第1章 沖縄を魅了した演説/ 第2章 米軍vs.カメジロー/ 第3章 獄中日記/ 第4章 「抵抗者」の軌跡/ 第5章 那覇市長・カメジローの奮闘/ 第6章 父として、夫として/ 第7章 国会へ―佐藤首相と対峙/ 第8章 亀次郎の思想/ エピローグ 亀次郎の遺したもの

【著者紹介】
佐古忠彦 : 神奈川県川崎市出身、青山学院大学文学部卒業。1988年TBS入社。1996〜2006年「筑紫哲也NEWS23」キャスター。2006〜2010年政治部。2010〜2011年「Nスタ」、2014〜2017年「報道LIVEあさチャン!サタデー」「Nスタニューズアイ」キャスター。2013年〜「報道の魂」(現「JNNドキュメンタリーザ・フォーカス」)プロデューサー。2017年公開のドキュメンタリー映画「米軍が最も恐れた男 その名はカメジロー」監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • おくちゃん✨🎄✨柳緑花紅

    ニュースキャスターでよく知られる佐古忠彦さん。ニュースに携わり沖縄の取材を続けながら問題の全体像を伝えきれているだろうか。もどかしさを感じ戦後史の主人公である沖縄の人等に鮮烈な記憶を残すカメジローを通して歴史を伝えたいとの思いが作品のきっかけという。沖縄の戦後はまだ続いている。返還を望み願いは叶えられたかに思えたが望む返還とは大きく異なる。それでも真の民主主義を求め闘いを続けたカメジローの生涯。母の教え。妻もまだ不屈の精神を持ち共に闘った。精神は根強く引き継がれてはいるが、未だに負の遺産を背負う沖縄。

  • kinkin

    沖縄、行ったこともないし太平洋戦争の悲惨な状況も本や映像で知っているぐらいで基地問題となると、現在の普天間基地移設のニュースや辺野古のニュースが聞こえてくるぐらい。それだけ沖縄のことは知らない知ろうともしなかった。日本の政治やアメリカ軍との密約みたいなのがあったのだろう。アメリカの統治下で毅然とした態度で臨んでいた瀬長亀次郎氏のことをすこしだけ知ることが出来ました。現代の政治家は政治家ではなく政治屋という言葉を何処かで聞いた。こんな気骨のある政治家、今の日本にいないね。ネーネーズの歌、検索してみます。

  • panashe

    直木賞作品【宝島】でレイが投獄中に出会った沖縄の英雄"瀬長亀次郎"。実在の人物と知りどんな方だったのか興味を持った。お恥ずかしながら存在も知らなかったし、映画化されていたのも最近知った。この本の著者、佐古忠彦氏は、局アナの顔しか知らなかったが、news23で永年携わった筑紫哲也氏の「沖縄に行けば日本が見える。この国の矛盾が詰まっているんだ」の言葉に突き動かされ沖縄に通ったそうだ。未だ解決しない沖縄問題。同じ日本人としてあまりに無関心すぎたと心が痛い。

  • はる

    戦後の沖縄で、米軍の弾圧に負けずに不屈の精神で頑張っていた人だった。那覇市長になってからの米軍の嫌がらせは本当に腹ただしく、2度も市長不信任案可決となって去るときに、勝ったと亀次郎が記したのはすごい。その通りで、米軍は正面から堂々と市長を退かすことはできずに、亀次郎が去ったことでさらに市民は熱狂した。言葉が魅力的で演説で訴える言葉はとても響き、市民に寄り添う人だった。その後は国会で奮闘している。今でも故翁長知事のように瀬長に続く政治家がおり、戦後の沖縄を支えたひとだと思った。

  • 本好きです

    少し前に読み終わったが、どう感想を書こうか考えていた。反骨の政治家。自分の体を張り命を削って、強い支配の中で苦しむ市民のために戦い続けた。自分や家族のことは後回し、一貫して、抑圧・搾取・暴力に踏み躙られ続ける市民のために何度も痛めつけられながらも立ち上がり声を上げる人だった。人間として当たり前のささやかな静かで平和な生活をしたいだけである。それさえも蹂躙される。米軍と日本政府によって。今も変わらない日本政府と米軍は沖縄の人権を蹂躙しつづけている。そして基地反対派市民を抑圧に1日2千万もの税金を投入し続ける

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