Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• たべもも

  読了日：2015/02/02

  ★★★☆☆。ｲﾗｽﾄ買い。お堅い感じを敬遠してましたが、書下ろし付きの文庫化でﾁｬﾚﾝｼﾞ。盲目の美しい公子受けと血気盛んな太子攻めの静さと激しさの落差あるやり取りが面白くて一気読み。中華風の世界観も表現が巧くて目に浮かぶようでした。2本目の謀反のお話も短いながらも読み応えあり。家臣の前でも構わずｲﾁｬｺﾗする攻めの溺愛ぶりが楽しかったです。

• きょん

  読了日：2014/10/03

  面白かった。歴史BLの中でかなり好き。歴史と格式は高いが既に国としてのピークは過ぎた湘国の廃嫡された盲目の公子と、新興国ならではの勢いと熱さと柔軟さをもった琰国の武断の太子という国も性格も対照的な二人が出会って惹かれていく過程が丁寧に書かれていて素敵。続きも文庫化して欲しいなあ。

• cicoppe

  読了日：2014/09/24

  良かった。時代物らしい堅い文章が物語の雰囲気にとてもあっていました。主人公二人の正反対の性格がよく解ったし、脇役の火烏や柏爺も良かった。後半月心があまりにも姫すぎるのが気になった。何も望まない月心が、続刊では徐々に意思表示するようになると信じてます。続き出ますよね？問題の最終巻を読むのが楽しみ。

• なみ

  読了日：2018/01/21

  全3冊のうちの1冊目。漢字の読み方をついつい忘れ確認作業しながら読むという体たらくさですが内容は面白いです。受は盲目というハンデあるところにお互い言葉足らずなのですれ違いがもどかしく。でも強引な攻にはこのくらいの淑やかさがあり危なっかしい受が合ってるんじゃないかなと。しかし何かあると攻は無体をする……(笑)ままならなさをそうやってぶつける子供っぽさも嫌いじゃないけれど。攻の側近の火烏がなかなかいいキャラです＾＾

• 華緯

  読了日：2014/09/27

  佐倉さんの本領発揮というような丁寧なお話で、隅々までしっかりと読ませられました。大牙の太子らしい傲岸不遜さと、月心の全てを諦めた穏やかさが次第に影響しあって、凪いでいるのに目が離せない…という感じ。国の違い、文化の違いで心がすれ違い、月心の境遇から思考が沈み、自分の胸を突く経緯は読んでて苦しくなる。周囲のキャラもいい。お気に入りは髭の将軍。子明の登場には、何か大きな展開があるのかと大牙の側にたって読んでいたのに…脱力…。コイツ、頭いいのに馬鹿だ…;;…倒れるくらい思い悩んだ月心が可哀想すぎ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します