名曲の真相:管楽器で読み解く音楽の素顔
1■バロック時代: ≪楽器の制限≫から見る名曲の真相
2■古典派時代: ≪スコア≫から見る名曲の真相
3■19世紀: ≪楽器≫から見る名曲の真相
4■20世紀: ≪社会情勢≫から見る名曲の真相
バッハからスターウォーズまで、聴き慣れた名曲を≪演奏習慣≫≪スコア≫≪当時の楽器≫≪社会情勢≫という4つのキーワードで紐解くことで、まったく新しい素顔を引き出そうという注目の一冊!
【著者プロフィール】
佐伯 茂樹(さえき しげき)
古楽器演奏家・音楽評論家
東京ヒストリカルブラス主宰
演奏する古楽器
・バロックトロンボーン(アルト、テノール、バス)
・クラシカルトロンボーン(アルト、テノール、バス)
・ロマンティックトロンボーン(アルト、テノール、バス)
・ヴァルヴトロンボーン(アルト、テノール、バス)
・オフィクレイド
・ラッシャンバスーン
・クラヴィコール
・アルトホルン
・バストランペット
・アルトトランペット、他
参加した古楽オーケストラ
・東京バッハモーツァルトオーケストラ(指揮=有田正広)
・クラシカルプレイヤーズ東京(指揮=有田正広)
・レ・ボレアード(指揮=寺神戸亮)
・オーケストラ・シンポシオン(指揮=諸岡範澄)
・ムシカ・ポエティカ(指揮=淡野弓子)
・バッハ・コレギウム・ジャパン(指揮=鈴木雅明)
1960年東京生まれ。12歳でトロンボーンとチェロを始める。早稲田大学卒業後、東京藝術大学でトロンボーンを学んだ。トロンボーンを故白石直之、故永濱幸雄、クラシカルトロンボーンをシャルル・トゥートの各氏に師事。
現在は、ピリオド楽器を中心に演奏活動をし、クラシカルプレイヤーズ東京を始め、国内の古楽オーケストラで古典アルトトロンボーンを担当し、古楽器を中心とした演奏活動を行なっている。日本で数少ないオフィクレイド奏者としても定評があり、バッハ・コレギウム・ジャパンなどにも参加した。
一方、数多くの音楽雑誌で記事や論文を執筆。国内外アーティストのインタビューでも定評がある。ラトル=ベルリンフィルなどのCDでライナーノートを執筆もしている。NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団の機関誌で連載を執筆したり、コンサートの監修も手掛けている。
放送大学の講義ビデオに出演。東京藝術大学古楽科、浜松市楽器博物館、福岡古楽音楽祭、日本ワーグナー協会などの招きで講演会をおこなった。2012年には、NHKテレビの「N響アワー」にゲスト出演し、演奏や解説をおこなった。2008年4月から2012年4月まで東京藝術大学大学院で楽曲と楽器に関する講議を担当。2012年には同大古楽器科で集中講義を担当した。
現在、読売日本交響楽団機関誌「月刊オーケストラ」で「サウンドの源流」を連載中。『バンドジャーナル』(音楽之友社)でディスクレビューとコラムを担当。『レコード芸術』(音楽之友社)で月評を担当している。レコードアカデミー賞選定委員。東京都交響楽団のキャンペーン「ホールデビューしよう」の監修。ピリオド楽器による東京ヒストリカルブラスを主宰。浦安シティオーケストラトレーナー。(© 佐伯茂樹オフィシャルサイトより)
目次 : ■バロック時代: ≪楽器の制限≫から見る名曲の真相 / ■古典派時代: ≪スコア≫から見る名曲の真相 / ■19世紀: ≪楽器≫から見る名曲の真相 / ■20世紀: ≪社会情勢≫から見る名曲の真相