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帝国第11戦線魔導図書館ただいま開館中 ガガガ文庫

佐伯庸介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094531558
ISBN 10 : 4094531556
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
きんし ,  

Content Description

“連合軍”と“魔王軍”との長い戦いは果てなく続き、人類は鉄と火を主力とした軍隊と『勇者』『魔導具』といったいまや希少な神秘の力に頼り、戦い続けていた。軍部は戦況を打破するため、過去の遺物『魔導書』の兵器転用を図り始めるが―そこに、ただひとり、抗う女がいた。それは軍基地図書館の『魔導司書』の任を受けた女。本を愛し、愛しすぎたがゆえに職を失い、まんまと戦場まで連れてこられてしまった女。筋金入りの、司書―カリア=アレクサンドル。本を愛する司書の誇りが、戦争という現実に抗い始める。

【著者紹介】
佐伯庸介 : 山陰でうごうご生きている作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • わたー

    ★★★★★物語のパワァでガツンと殴ってくる素晴らしい作品だった。学校の同輩であった皇女殿下にハメられて、魔王軍との戦争の最前線の基地に図書館司書として配属された主人公。荒くれものの兵士たちによって無法地帯と化していた図書館を瞬く間に統制せしめる辣腕ぶりを発揮する彼女だったが、実は彼女は戦況を一変させるかもしれない失われた技術である「魔導書」の復元という密命を帯びていて…な塹壕戦×ビブリオファンタジー。単純に肉体の性能が段違いの異形種に対して、勇者や魔導具という

  • しぇん

    評判良さそうだったので。皇女の親友に騙されるような形で戦地に赴任してしまった魔道司書さんが戦場でみる世界。魔族との戦争ですが、容赦なく死んでいく人達と、戦地でのストレスとその為に何をするかなど中々読み応えありました。魔王と勇者のありかたも物語の特性が出ていて、中々面白かったです。単巻でも綺麗に纏まってますが続き出たりしますかね?

  • ホシナーたかはし

    改めて「月とライカと吸血姫」以来の、ライトじゃないヘヴィなライトノベル。嗚呼、良かった!悪い所:いろいろ必要なところも端折っているところが見えてて、攻め手の魔王軍側の内情も入れて上下巻で出してほしかった。良い所:「正義の戦争」をお互いに唱えていない。切り札の魔導書が修繕しても作動するかわからない、イチかバチかてとこが切羽詰まってて緊張感がある。その切り札の使い方が最終的に変化球なところが鳥肌もの。戦争が主体で一人が戦況をひっくり返さないところ。続きがあれば読みたい。

  • よっち

    連合軍と魔王軍との戦いが続く世界。戦況を打破するため、帝国皇女は『魔導書』の管理運用を狙い、最前線には似合わぬ『基地図書館』に筋金入りの女司書カリアを配置する魔導書ファンタジー。魔力はほとんどが喪われ、武器を主力とした軍隊と『勇者』『魔導具』といった数少ない切り札を使って魔族に相対する厳しい戦況。様々な人たちと出会い本を読む楽しみを教えてゆくカリア。兵士たちに図書館内での規律を叩き込み、勇者や魔族の指揮官にも少なからず影響を与えてゆく彼女が、司書らしいやり方で決着をつけるその結末はなかなか良かったですね。

  • サキイカスルメ

    面白かったし、本好きにはぜひ読んでほしい物語!!死と隣り合わせの戦場で、生きる希望と守りたいものを兵士たちに与えたのは、本というのがね。泣く……。勇者との関係性もよかったです。 司書さん主人公がすごくよかった。 厳しくも誰より優しい彼女が大好き。

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