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日本という「価値」

佐伯啓思

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784757142480
ISBN 10 : 475714248X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2010
Japan

Content Description

グローバリズムと近代主義の果てに、規範も基盤も失ってしまった現代。ニヒリズムが深く浸潤する中、我々はどこに拠って立つのか。「戦後なるもの」の空虚を越え、持つべき思想と国家の基軸を問う。

【著者紹介】
佐伯啓思 : 1949年奈良県生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専攻は社会経済学・経済思想史。著書に、『隠された思考』(筑摩書房、サントリー学芸賞)、『「アメリカニズム」の終焉』(TBSブリタニカ、東畑記念賞)、『現代日本のリベラリズム』(講談社、読売論壇賞)ほか多数。2008年、第23回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • デスカル

     改めて日本の「価値」を見出そうとする内容です。戦後のアメリカからの「合理主義、自由主義」に翻弄されて、今があります。そして、戦後のアメリカは、「脱工業化→金融化」により、世界を席巻しました。しかし、その虚構の金融産業もリーマンショックによって破たんします。当然そのあおりも日本へ来ます。第2次大戦は、「領土の奪い合い」そして今は「金の奪い合い」。次のステージへの価値観を改めて問う素晴らしい内容です

  • NBK

    2010年までに発表された論文集だが、その後のTPP加盟の是非の論争以降、顕著になった我が国の「保守」の分裂を見事に言い当てていると言える。「民主政治は、それが進展すればするほど大衆化し、その結果、民主的意思決定をますます困難にする。市場競争体制は、それが進展すればするほど、社会的な基盤を掘り崩して市場システムそれ自体を不安定化する。」日本はどのような国を目指すべきなのかを考えてみたい人にオススメ。

  • がっち

    かなり良い本。今の現在の日本のあり方を問う。日本と言う価値はどこにあるのか。グローバル化、グローバル化という話の中で、改めて日本の価値を発見、気づくことは大事なことであろう。昨今グローバル化しすぎて市場の波及や国際問題の並が全世界にいきわたるものとなっている。tpp後の日本はどのような価値を見いだせるのか、それを知る本だ。

  • ポルポ・ウィズ・バナナ

    もともと平和主義を理想としていたはずの左翼も「押し付け憲法だったかもしれないが、そのおかげで平和を実現できたのだからよいではないか」といい、保守も同様「押し付け憲法であってもそのもとでこれだけ経済発展できたのだからよいではないか」という。共に、憲法にまつわる「義」を失って「利」を取ることになったのである――問題はそもそも【様々なアホな事件】が良いことか悪いことか、適切か不適切か、恥ずべきことかそうではないのかを論じ評価するすべを失ってしまった点にある――

  • naokovski

    過去10年ほどの論考を集めた論文集。リーマンショックや911以前から一貫した主張を重ねているのがやっぱりすごい。

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