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ISBN 10 : 4569881947
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人類が、月で生活する日が来る!?
「水があるかもしれない」という観測結果が、人類を再び月探査に駆り立てています。水があれば、呼吸に必要な酸素や燃料になる水素が得られるからです。NASA(アメリカ航空宇宙局)が主導するアルテミス計画では、ゲートウェイ(月周回有人拠点)建設、月面有人探査、火星探査への足がかりとなる月面基地建設が予定されています。月という天体の基礎知識と資源開発のための探査活動の現状、将来構想をわかりやすく紹介します。
第1章 月は、どんな天体か
地球からの距離、月の大きさ
月はなぜ、満ち欠けするのか
夏の満月は低く、冬の満月は高い
深ぼりコラム<1> なぜ月食、日食は起こる?
章末コラム:月の引力と潮の満ち引き
第2章 月の世界と探査の歴史
表側と裏側は別世界だった
寒暖差が大きく、隕石や放射線も飛来
クレーターなど独特の地形が広がる
斜長岩の「高地」と玄武岩の「海」
深ぼりコラム<2> 月はどのようにできたのか
宇宙飛行から月面着陸、「水の発見」へ
たなあな、地下の空洞などを発見
月面のピンポイント着陸に成功した
深ぼりコラム<3> 探査の必要性とやり方
章末コラム:月の「なぞ」を解明するには
第3章 月資源の利用で宇宙へ
なぜ、再び月をめざすのか
南極の日かげに「水」はあるか
一等地は、日なたと地下の空洞
月の砂でブロックや施設をつくる
太陽エネルギーが基地や車の電源
地下で栽培し、生ごみも再利用
地球観測と宇宙探査の足場をつくる
深ぼりコラム<4> 各国が計画している月探査
章末コラム:宇宙とつながる地球の仕事
【著者紹介】
佐伯和人 : 立命館大学総合科学技術研究機構・教授。立命館大学宇宙地球探査研究センター・センター長。1995年、東京大学大学院理学系研究科鉱物学教室で博士(理学)取得。ブレーズパスカル大学(フランス)研究員、秋田大学助手・講師、大阪大学准教授を経て現職。実績:JAXAの月探査「かぐや」プロジェクトの地形地質カメラグループで共同研究員を務めたあと、小型月着陸実証機スリムに搭載されたマルチバンドカメラの開発リーダーを務めた。2025年度以降に予定される月極域探査機(LUPEX)計画では、氷資源探査車に搭載する近赤外画像分光カメラの開発リーダーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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