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Weの市民革命

佐久間裕美子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784255012032
ISBN 10 : 4255012032
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

トランプ時代、パンデミック、ブラック・ライブズ・マター、大統領選…いまアメリカで沸きあがる「私たち」のムーブメント。自分以外の誰かのために、声を上げたり、行動を起こすから、「We」なのだ。金融危機後のインディペンデント文化を描いた『ヒップな生活革命』から6年。その間に出現したトランプ政権を受け、「消費」を通じたミレニアルたちの運動が活発化し、社会はより「サステイナブル」へと前進し始めた…ところに迎えたコロナと大統領選。アメリカの変化は世界の変化を照らし出す。そのリアルな可能性と希望を最前線から伝える。

目次 : 01 消費はアクティビズムになった(私が生きてきた時代のこと/ オバマからトランプへ ほか)/ 02 インディペンデントは生き残れるのか(ブルックリンと高級化/ 「非営利」という生き残りの方法論 ほか)/ 03 コロナが前進させた社会のシフト(COVID‐19がやって来た/ ロックダウン下の食料調達 ほか)/ 04 自分ごとのサステイナビリティ(自分はどんな消費者でありたいか/ 「サステイナブル」が目指すもの ほか)

【著者紹介】
佐久間裕美子 : 文筆家。1973年生まれ。慶應義塾大学卒業、イェール大学大学院修士課程修了。1996年に渡米し、1998年よりニューヨーク在住。出版社、通信社などでの勤務を経て2003年に独立。カルチャー、ファッションから政治、社会問題まで幅広いジャンルで、インタビュー記事、ルポ、紀行文などを執筆する。ポッドキャスト「こんにちは未来」(若林恵と。黒鳥社より3冊書籍化)、「もしもし世界」(eriと)の配信や『Sakumag Zine』(これまでに3冊)の発行、ニュースレター「Sakumag」の発信といった活動も続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • shikada

    人種差別や気候変動といった諸問題に対して、「消費」を通して自らの意思を表明した人々の話。消費=お金を落とす行為は、その企業を応援する投票になる。逆もしかり。たとえば、ユニクロ製品がウイグル自治区の強制労働に基づくものだった場合、その商品を購入することは強制労働を肯定することにならないか?と考える。自分が購入する商品がどこでどうやって作られたのか考えるのは骨が折れるけれど重要なことだと思う。本書には無法な企業に歯止めをかけ、誠実な企業の背中を押した事例が多く掲載されていて希望が持てる。

  • 踊る猫

    一方では私たちは所詮は「大河の一滴」ではある。だが、その「一滴」にも力はある。著者はアメリカの現場から見た消費社会の変容や政治的なイシューそのものについて深く掘り下げ、一消費者である私たちになにができるか、なにをなしうるかを語る。その筆致は決して暑苦しい、情にのみ訴えかけるものではなくスマートで読みやすい。私も、シニカルに構えるのではなく良心的な企業を応援し、地球環境に負担をかけないサスティナブルなライフスタイルを築くにはどうしたらいいだろうかと考えてしまった。もっとグローバルなうねりについて読んでみたい

  • Francis

    猫町倶楽部の課題本。トランプ前大統領からバイデン新大統領への政権交代の原動力となったアメリカ合衆国での社会運動の動きをニューヨーク在住の著者が自らの体験をもとにまとめたもの。ブラック・ライブス・マター、企業の社会的責任、持続可能な社会、などいずれもアメリカ、そして世界で問題になっていることが取り上げられている。いずれも一人の人間には解決がとても難しい問題であり、挫けそうになるけど、少しずつでも良いから一人一人が行動を起こしてそれを積み重ねていけば良いのではないか、と言う希望を感じた。

  • アメリカの若者たちの消費アクティビズムと、黒人、労働者、LGBTQ+の権利運動についての話。これらはすべて地続きだということが読んでいてよくわかる。マイノリティの権利平等、企業の環境対策の施行など、アメリカの社会運動を知ることで、日本はどうなのか、と考えるキッカケになった。企業は温暖化対策をどのくらい実行しているだろうか?わたしたちは環境問題をどの程度深刻に考えているだろうか?人権や環境に配慮する企業がつくる商品を選んで買っているだろうか?これからはモノを選ぶ基準として、エシカルかどうかも判断して買おう。

  • Toshi

    ニューヨーク在住日本人ライターが、「エシカル消費」、「サーキュラーエコノミー」、「ブラックライブズマター(BLM)」などに関するアメリカ事情をレポートする。他のレビューにもあるが、情緒的にならず、ライフスタイルの変革としてポジティブに取り組もうとのメッセージには共感。ただ、情報は自らの取材によるものだけではなく、二次的なものが多く、中には「そもそもアメリカの警察は奴隷解放後も彼らの行動を監視し・・・労働させるための組織だった」と言った、怪しげなものもあり、もう少し情報の取捨選択をしてほしかった。

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