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リーダーたちの日清戦争 歴史文化ライブラリー

佐々木雄一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642059428
ISBN 10 : 4642059423
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan

Content Description

近代国家として初の本格的な対外戦争=日清戦争を、日本の指導者はどのように遂行したのか。開戦過程、諸外国との折衝、講和までの動向、三国干渉と日本の対応などを解明。東アジアの秩序を変えた戦争の全貌に迫る。

目次 : 日清戦争と政治・外交指導―プロローグ/ 日清戦争以前の東アジア世界/ 開戦過程/ 戦争指導体制/ 講和/ 三国干渉/ 戦争の余波/ 日露戦争への道―エピローグ

【著者紹介】
佐々木雄一 : 1987年、東京都に生まれる。2016年、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。現在、明治学院大学法学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ジュンジュン

    近年の日清戦争研究は、国民意識の形成など社会史からのアプローチが主流らしいが、本書は温故知新、伝統的な政治外交史で勝負する。”日清・日露”と併記されると、戦争への道のりは当然の帰結だと錯覚してしまう。歴史は過去の出来事である以上、後世の我々はつい結果から原因を逆算しがちだ。そこに陥穽がある。曰く、その道のりは必然だったと。しかし、著者は惑わされない。刻一刻と変化する当時の状況の中で、リーダー2人(伊藤と陸奥)が下した決断を丹念に跡付ける。計画的でも必然的でもなかったことを証明するために。

  • detu

    図書館新刊棚。

  • Pyonkichi

    朝鮮を属国とみなす清と、朝鮮を独立国とみなして清の影響力を排除し、自らの優越的な地位を築きたい日本。日清戦争は根本的には、両国の相容れない世界観によって引き起こされたとする。だが日本の対朝鮮政策は、清の影響力排除以外は具体的なプランがなく、それが開戦過程の錯綜や、戦勝後の閔妃殺害などの混乱につながったという。

  • Kelevra Slevin

    日清戦争に至るまでの過程とその余波がいかに日露戦争につながっていくか、伊藤博文・陸奥宗光を中心に分析していく。日清戦争は終始日本側優勢で進んでいき、また清側の通信も傍受しているので講和も日本ペースで進んでいくと思いきや欧州列強の介入の動きをにらみながら妥結していく過程はスリリング。本書では三国干渉についての印象が大きく変わった。明治政府は三国干渉を国民向けのアピールとして、敵がい心を煽るのではなく、妥当なものであるとしてソフトランディング路線をとっていたというのは三国干渉の認識を大きく改めるものとなった。

  • デューク

    明治日本にとって、近代国家として初の本格的な対外戦争である日清戦争。政治面から見たその戦争の実態をまとめた一冊。 軍事は政治に隷属する。そのため戦場での勝敗以上に、政治外交での優劣が戦争の勝敗に影響する。にもかかわらず、戦場での武勇伝は広く知られているが、その戦争時の総理大臣が誰であったかまでは、あまり知られていない。戦争以前の東アジア情勢から、戦後の余波と日露戦争への道まで、日清戦争を広く深く知るための一冊。おすすめ

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