Product Details
ISBN 10 : 4639024207
Content Description
発掘調査により出土した陶磁器は遺跡との関係を身にまとい、生活文化史を語る歴史資料「考古学陶磁器」へと変貌する。それら資料に基づいた世界各地における過去の生活の諸様相を探る研究成果にはめざましいものがある。本書はその研究の最前線に立つ執筆陣による論文を収載した第三巻である。
目次 : 楠葉産瓦質土器からみた平安末・鎌倉時代/ 石清水八幡宮ネットワークによる中世土器・陶磁器の流通/ 北海道日本海沿岸の14〜15世紀における流通拠点の変遷とその背景/ 日宋貿易期における博多遺跡群出土中国陶磁器の変遷と流通―博多に残されたものから国内流通を考える/ 元青花瓷からみる古琉球―受容と位置づけをめぐって/ 日本における〓(しょう)州窯系陶磁器の流通・消費/ 畿内における貿易陶磁の様相―大都市「大坂」以外の貿易陶磁を探る/ 大阪出土の東南アジア陶磁器をめぐって/ 遺跡出土資料からみた蕎麦/ 鳥取県における中近世陶磁器の流通史/ 近世京都の陶磁器類の流通と廃棄―町屋跡出土の貿易陶磁器を中心に/ 勤番武士の器―出土陶磁器にみる加賀藩黒多門邸居住者の様相/ 温かな飲み物の普及とそのうつわ―オランダ・日本お出土資料から/ ラテンアメリカに流通した肥前磁器
【著者紹介】
佐々木達夫 : 1945年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科考古学専門課程博士課程単位取得退学。金沢大学教授、同学評議員・埋蔵文化財調査センター長を経て、金沢大学名誉教授、古代学協会理事、日本考古学会評議員、東洋陶磁学会常任委員、石川県埋蔵文化財センター評議員、日本海域水中考古学会長、ヘレニズム〜イスラーム考古学研究会代表。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
