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ISBN 10 : 4639023952
Content Description
発掘調査により出土した陶磁器は遺跡との関係を身にまとい、生活文化史を語る歴史資料「考古学陶磁器」へと変貌する。それら資料に基づいた世界各地における過去の生活の諸様相を探る研究成果にはめざましいものがある。本書はその研究の最前線に立つ執筆陣による歴史叙述である。
目次 : 中近世陶磁器の考古学/ 発掘調査が語る有田焼の生産システム―需要の推移とともに柔軟に姿を変えた有田焼の400年/ 日本における高品質磁器製品の生産と受容の背景/ 上野・高取系陶器の生産と流通・使用―肥前陶磁器との拮抗の中で/ 町人地にみる「鍋島」―近世後期の身分・階層を超える志向を読む/ 出島和蘭商館跡出土の貿易陶磁―近世の流通及び産業振興の視点から/ 津軽悪戸焼の生産と流通/ 北前船で運ばれた備前・備後産徳利の生活文化史的考察/ 南宋都城址杭州に流通した天目茶碗―米内山庸夫資料を中心に/ 14〜16世紀の沖縄出土龍泉窯系青磁における生産地の模索/ アラビア半島ディバの陶磁器と生活/ オランダ出土の東洋陶磁器―その流通と使用/ アジア海域を走る景徳鎮インテリア・タイル―インドネシア・インド・トルコの18世紀
【著者紹介】
佐々木達夫 : 1945年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科考古学専門課程博士課程単位取得退学。金沢大学教授、同学評議員・埋蔵文化財調査センター長を経て、金沢大学名誉教授、古代学協会理事、日本考古学会評議員、東洋陶磁学会常任委員、石川県埋蔵文化財センター評議員、日本海域水中考古学会長、ヘレニズム〜イスラーム考古学研究会代表。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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