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ISBN 10 : 4639024657
Content Description
発掘調査により出土した陶磁器は遺跡との関係を身にまとい、生活文化史を語る歴史資料「考古学陶磁器」へと変貌する。それら資料に基づいた世界各地における過去の生活の諸様相を探る研究成果にはめざましいものがある。本書はその研究の最前線に立つ執筆陣による論文を収載した第五巻である。
目次 : 豊後府内(中世大友府内町跡)出土陶磁器からみた消費と流通/ 中世後期の青磁盤/ 中世南九州の中国陶器/ 足利将軍家塔所・相国寺出土の輸入陶磁器/ 窯構造の変化と生産―備前焼の場合/ 中世常滑窯における「不識壷」をめぐって―蔵骨器としての消費を通して/ 水中考古学から見た瀬戸内海の流通/ 日向飫肥藩における薩摩焼の流通とその背景/ 小田原出土の鍋島―藩主から家臣への下賜/ 高麗茶碗と韓国陶磁考古学/ 宋・元時代東アジアの沈没船搭載陶磁器と航路/ 前近代のカンボジアにおける陶器生産/ ベンガルの施釉タイルからミャンマー・カイン州の窯跡へ
【著者紹介】
佐々木達夫 : 1945年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科考古学専門課程博士課程単位取得退学。金沢大学教授、同学評議員・埋蔵文化財調査センター長を経て、金沢大学名誉教授、古代学協会理事、日本考古学会評議員、東洋陶磁学会常任委員、石川県埋蔵文化財センター評議員、日本海域水中考古学会長、ヘレニズム〜イスラーム考古学研究会代表。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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