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焼肉の誕生

佐々木道雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784639021759
ISBN 10 : 4639021755
Format
Books
Release Date
March/2011
Japan

Content Description

肉食が明治時代になるまで普及しなかった、というのは大きな誤りだった。日本と韓国、それぞれの食文化史を比較しながら、当時の文献を丹念に辿ることで、“焼肉の誕生”を明らかにする。

【著者紹介】
佐々木道雄 : 1947年、岩手県盛岡市に生まれる。山形大学文理学部理学科卒業。会社勤務の傍ら、神戸の市民団体・むくげの会で朝鮮半島の歴史と文化について学ぶ。2000年から、東アジアの食文化史・交流史研究に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ようはん

    肉を自分で焼いて食べるスタイルはジンギスカン料理の影響から来ている等、ただ単に朝鮮半島から日本に焼肉文化が伝わった訳でなく日本と朝鮮半島それぞれの焼肉文化の独自の発展や相互の影響も面白い。

  • ののまる

    お腹空くなあ

  • あらたま

    「焼肉の文化史」で焼肉・内臓料理は戦後、朝鮮半島出身者が広めた、という通説に資料(戦時中の物価統制令に内臓が含まれている等)を基に異を唱えた著者。続くこちらは更に詳しく日本の焼肉料理<店>の発祥を考察。肉や内臓は元々日本人も食べていたけど、肉と内臓を一緒にメニューに載せたり、店員でなく客が焼く日本式焼肉料理店は、朝鮮半島・中国大陸の人・食文化が混淆した時代ならではの産物と。日本の焼肉は日本人が作った、ではない。

  • wang

    日本では韓国料理と考えられている焼肉。だが、韓国で食べられる焼肉と日本のそれはちょっと違う。その誕生を丹念に料理本や古いメニューなどを収集して解き明かした労作。韓国生まれのカルビ焼きやプルコギが朝鮮併合後に大阪に来た移民らによって持ち込まれ、ジンギスカンなどの日本の食文化と融合し日本式焼肉が生まれ、それが半島に帰って韓国風にアレンジされる。朝鮮宮廷料理の文化の影響もあるし、日本でホルモンが安価であったということから内臓焼肉が流行したのも影響。両国焼肉の違いも面白い。ホルモンの名前の起源も。

  • みのるん

    前著『焼肉の文化史』では、焼肉誕生についての当時の通説の誤りを指摘したものの、「では、焼肉誕生の真実はどのようなものか」という点がきちんと語られることはありませんでした。その点に正面から挑んだのが本作です。「戦前に在日朝鮮人によって生み出された精肉焼肉が戦時中に一旦滅んで、戦後復活するものの精肉が手に入りにくかったので内臓を使うようになった。やがて精肉が復活し、精肉と内臓を共に出す現在のスタイルの焼肉になった」という本書の概略は、一部証拠が不十分と思われるものの、概ね妥当であるように思います。

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