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忠臣蔵の姫 阿久利

佐々木裕一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094074109
ISBN 10 : 4094074104
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

赤穂浪士の助命嘆願に命を賭した姫の物語。

江戸は元禄、生類憐みの令が布かれていた頃。
広島三次藩に生まれた阿久利は、播磨赤穂藩の浅野内匠頭長矩に輿入れし、安寧な暮らしを送っていた。
しかし、勅使饗応指南役である高家筆頭・吉良上野介の「ある依頼」を断ってから、暗雲が垂れ込めはじめる。
さらに、大名火消しを拝命する内匠頭が取った火事場での「ある行い」から、五代将軍徳川綱吉の側近・柳沢保明からも不興を買ってしまう。
内匠頭を快く思わない吉良と柳沢は、密かに赤穂藩改易に動き出す。
そしてついに、度重なる嫌がらせに我慢ならず、江戸城中松の廊下で吉良へ刃傷に及んだ内匠頭。
即日切腹処分となった夫の死に、阿久利は悲しみに暮れながらも、国家老の大石内蔵助とともに浅野家再興に長きにわたり奔走する。
だが、とうとう叶うことなく、刃傷沙汰の幕が下りたのだった。
望みを絶たれた浪士たちは、剣豪の堀部安兵衛を中心に、死んだ主の恨みを晴らさんと吉良邸への討ち入りを決行。見事に武士の本懐を果たす。
今度は、義士たちの助命嘆願に尽力する阿久利だったが‥‥。
最愛の夫の「遺言」を守るべく、命を懸けた阿久利姫の生涯を描く。


【編集担当からのおすすめ情報】
広島県三次市出身の大人気時代小説作家が健筆を揮う、浅野内匠頭の妻である阿久利姫からの視点で描かれた、新しい「忠臣蔵」です!

【著者紹介】
佐々木裕一 : 1967年、広島県三次市生まれ。2003年に、架空戦記『ネオ・ワールドウォー』(経済界)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mam’selle

    元禄赤穂事件を浅野内匠頭の奥さんの視点で描いたストーリー。刃傷事件前の江戸の大名火消しとして大活躍する内匠頭や、浅野本家広島藩や三次藩など浅野一族視点での事件へのアプローチが新鮮だった。 徳川綱吉の母親・桂昌院は意外と良く描かれてたけれども、柳沢吉保は悪者として描かれ、少し気の毒でした。 赤穂義士の子供達の処遇や阿久利の最期まで描かれているのも新鮮です。

  • まる

    短かった幸せな結婚生活の後、阿久利は悲劇が起きてからの何十年を苦痛のうちに生きたのだろう。一族、家臣に類が及ばぬように考えつく限りの手立ても全て徒労に終わった結果の家臣達の討ち入りだった。なぜ、内匠頭が刃傷に及んだのか、幾つかの理由が挙げられているが、本人が語らなかったのだから想像の域を出ない。話しとしては歌舞伎にも小説にも多々様々取り上げられ尽くしているが、改めて小説で読む場面は凄惨そのもの。しかしやはりこれ程の事を成し遂げた義士達の精悍さには頭を垂れるしかない。瑤泉院も最後はそう思った筈である。

  • あひる三太郎

    「忠臣蔵」については、ざっとしか知らなかったけれど、面白かった。劇団扉座の「つか版忠臣蔵」をまた観たい。忠臣蔵の小説をもっと読みたいと思った。

  • 好奇心

    浅野内匠頭の正室 阿久利 幼くして許嫁になり、夫婦になり生涯を江戸で過ごしたようである、内匠頭・阿久利とも美男美女として描かれている、吉良との確執の始まりが何だったのか? 二度目の勅使饗応役、一度目は何もなく終わった、当時の家臣が吉良への対応が上手だったのか?物語のなかでは、火事での吉良への対応の仕方・正室を将軍へ差し出す、これらが原因だったのか? 刃傷・討ち入りへの処罰が正室・親戚にまで及ばなかった、41歳若さで亡くなり、泉岳寺に仲良く眠っているのが幸福だったのでは?何回となく訪れた泉岳寺の墓所

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