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地域共創型実践教育・入門 コミュニティオーナーシップの醸成を目指して

佐々木秀之

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779307539
ISBN 10 : 4779307538
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan

Content Description

"《定価:税込2,530円》

近年、大学・高校での実践が広がる「地域学修(地域をフィールドとした学修)」目的やプロセスを本質的に考察。国内外の実践例を検討しつつ、これからの地域学修をより豊かなものとするための課題と展望を示す。
第1部では、アクティブラーニング、PBL、CBL等、これまでの学びの潮流を整理した上で、地域と共創する学修によって育まれるアウトカムとして、「コミュニティ・オーナーシップ」を提起し、地域実践教育の学習体系の理論化を試みる。第2部では、地域をフィールドとした学修プロセスの4つのフェーズを解説。複数のプロジェクト事例を、講義の様子を交えて紹介し、学習の実践モデルを提示する。第3部では、国内外の教育実践者をつなぎ、実際に現場で地域学修に携わってきた視点から、学生・教員のモチベーションや地域の多様なパートナーとの共創等のテーマについて、活発な議論を展開する。2012年から継続されてきた、宮城大学コミュニティ・プランナープログラムの修了生によるクロストークも収録。

〔編者〕
佐々木秀之(公立大学法人宮城大学事業構想学群 准教授)
中沢 峻(宮城大学事業構想学群 助教)
友渕貴之(宮城大学事業構想学群 助教)

〔執筆者〕
田澤紘子(東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科 専任講師)
橋 結(東北大学高度教養教育・学生支援機構 特任助教)
佐藤加奈絵(宮城大学基盤教育群 特任助教)
狩野夏穂(宮城大学基盤教育群 特任助教)
森谷健太(富谷市保健福祉部地域福祉課 主事〔元宮城大学地域連携センター 主事〕)

〔第3部 シンポジウム登壇者〕
西芝雅美(ポートランド州立大学ハットフィールド・スクール行政学部 学部長・教授)
石井大一朗(宇都宮大学地域デザイン科学部 准教授)
内平隆之(兵庫県立大学地域創造機構 教授)
田澤紘子(東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科 専任講師)
山田一隆(東海大学文理融合学部 教授)"

【著者紹介】
佐々木秀之 : 宮城大学事業構想学群地域創生学類准教授。博士(経済学)。1974年宮城県仙台市生まれ。東日本大震災の復興過程では、ソーシャルビジネスの推進や市民参加型の復興まちづくりに従事。2016年より現職。宮城大学では、地域創生学類の新設にあたって初代学類長を務め、また、研究推進・地域未来共創センターの副センター長を務めるなど、地域系の科目や活動の充実に奔走している。最近は、様々な地域活動拠点の設置を手掛けており、「歴史と人が活かされた“まちのフードコート”」づくりを展開している

中沢峻 : 宮城大学事業構想学群地域創生学類助教。博士(学術)。1987年宮城県仙台市生まれ。専門分野は災害復興論、地域経営における場と人材。東日本大震災後に設立された中間支援組織、みやぎ連携復興センターに2013年入職。総務省・復興支援員に対する後方支援業務等に従事する。2020年より現職。地域志向科目の運営・実践研究、地場企業と学生によるプロジェクトの実践など、学生とともに活動のフィールドを広げている。主な論文に、「復興支援員のマネジメント体制に関する研究―岩手県釜石市「釜援隊」の制度・組織デザインに着目して」日本災害復興学会などがある

友渕貴之 : 宮城大学事業構想学群価値創造デザイン学類助教。博士(工学)。1988年和歌山県生まれ。東日本大震災の復興過程では、被災地で育まれてきた街の記憶を顕在化する「失われた街」模型復元プロジェクトや気仙沼市唐桑町大沢地区の集落復興の立ち上げ、運営などに深く関わった経験から、土地に根差した能動的な暮らしを創出するための仕組みについて実践的に研究を行う。主な受賞に、2021年日本建築学会賞(業績・復旧復興特別賞)、気仙沼市復興祈念公園アイデアコンペ総合部門及びアイデア部門優秀賞など

〓橋結 : 東北大学高度教養教育・学生支援機構特任助教。1990年宮城県仙台市出身。博士(事業構想学)。専門分野は非営利組織論、コミュニティビジネス。仙台市内のNPOでの勤務を経て、2017年から宮城大学特任調査研究員として地域志向科目の運営に参画。2020年から現職

佐藤加奈絵 : 宮城大学基盤教育群特任助教。修士(事業構想学)。1991年宮城県登米市生まれ。中間支援組織のスタッフとして多賀城市市民活動サポートセンターにて、地域コミュニティ支援、地域人材育成に従事。2017年から宮城大学特任調査研究員、建設会社勤務、杏林大学地域総合研究所客員研究員を経て、2023年より現職。地域志向科目の運営に携わる。宮城大学大学院事業構想学研究科博士後期課程在学中

森谷健太【著】 : 富谷市役所保健福祉部地域福祉課主事。修士(工学、事業構想学)。1993年宮城県仙台市生まれ。東北学院大学大学院工学研究科電気工学専攻博士前期課程修了後、2017年4月、富谷市役所入庁。2019年4月から2021年3月まで宮城大学地域連携センター(現:研究推進・地域未来共創センター)に出向し、大学の地域実践教育科目のアドバイザーほか、大学と自治体との連携事業の推進や官民連携のコーディネートを行った。現在、宮城大学大学院事業構想学研究科博士後期課程在学中

西芝雅美 : ポートランド州立大学(PSU)ハットフィールド行政大学院行政学部学部長・教授。博士(行政・公共管理学)。専門分野は市民参加、米国地方政府研究、研究手法、統計学、多文化共生、異文化間コミュニケーション等。行政や実務家との協働・連携による応用研究プロジェクトを多く手がける

石井大一朗 : 国立大学法人宇都宮大学地域デザイン科学部教授。博士(政策・メディア)。学部設立時より地域と大学をつなぐ「地域デザインセンター」の設立・運営を担当。専門分野は市民参加のデザイン、コミュニティ政策。大学での教育・研究の傍ら、栃木、福島、神奈川において、自治会や高校生まちづくり等の実践支援や人材養成に数多く関わる

内平隆之 : 兵庫県立大学地域創生リーダー教育プログラム推進室・室長(環境人間学部・教授)。1974年山口県生まれ。神戸大学大学院修了・博士(工学)。2016年兵庫県立大学地域創造機構・教授を経て、2024年より現職。社会の変化が生活空間・地域計画・まちづくりにおよぼす影響に着目し、地域連携プロジェクトや孤立・孤独予防に資する空間的処方を研究

田澤紘子 : 東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科専任講師。民間企業勤務を経て、2009年より公益財団法人仙台市市民文化事業団に勤務し、主に地域を舞台に展開されるアートプロジェクトの制作を担当。東日本大震災以降は、甚大な被害を受けた仙台市沿岸地域の地域文化を可視化する「RE:プロジェクト」をはじめ、生活文化に焦点を当てた住民参加型プロジェクトを企画・運営した。また、東日本大震災で被災したエリア内にある現地再建地区の地域づくりを支援。2023年度より現職

山田一隆 : 東海大学文理融合学部教授。1973年大阪府堺市生まれ。博士(政策科学)、専門社会調査士。立命館大学大学院政策科学研究科博士後期課程修了後、建設コンサルタント会社勤務を経て、龍谷大学助手、関西国際大学助教、学校法人立命館職員、岡山大学准教授、京都府職員を歴任し、2023年4月より現職。専門分野は、ボランティア学習論、コミュニティ・エンゲージメント、サービス・ラーニング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • ヒラマサ

    共創系学部が流行っているので読了。 大学のユニバーサル化を背景に大衆・職業馴化教育として汎用的能力の向上が求められていることが背景だと指摘。もはや多くの大学は専門研究教育の機関ではなく、研究・専門科教育大学とそれ以外は別の枠組みが考えられるべきだろう。 それでも好むと好まざるにかかわらず逃げられない流れの中で、それこそ不承不承であっても巻き取られざるを得ないのだ。

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