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日本の歴史 15

佐々木潤之介

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122046047
ISBN 10 : 4122046041
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2005
Japan

Content Description

士農工商と、武士の次に位置づけられながら、泥と汗にまみれて封建社会の重荷を背負わねばならなかった農民―その一人一人の生活に密着して江戸初期農民の姿を研究し、苛酷な年貢賦課の上に立って藩体制の確立をはかる大名の領国経営を解明する。

目次 : 小百姓/ 太閤検地/ 地方知行/ 御家騒動/ 財政窮乏/ 「不法」の支配/ 佐倉宗吾伝説/ 慶安触書/ 加賀百万石/ 藩政の展開/ 城下町/ 山・水・村/ 農戒書/ 地主と小作/ 嘉助騒動

【著者紹介】
佐々木潤之介 : 1929年(昭和4)、秋田県大館市に生まれる。53年、東京大学文学部国史科卒業後、同大学院に進み、60年、博士論文「幕藩制下基礎構造の研究」により新制第一号の文学博士(東京大学)となる。61年より一橋大学社会学部講師、助教授を経て、教授。93年定年退職して名誉教授となる。その後、神奈川大学教授、早稲田大学教授を歴任。2004年(平成16)1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    この巻ではあまり激動的な動きはほとんどなく徳川時代の農民や大名の生活が述べられています。かなり緻密な細かい研究なども書かれており、ほかの巻よりも少し難しい気がします。農民から少しでも年貢を集めたい役人とそれを少しでも減らそうと苦労する農民の姿が、今の零細企業と国税庁とダブって見えてしまいました。

  • てつ

    これまであまり描かれて来なかった江戸時代初期の大名と農民の話。単位がよくわからないのと、はじめて聞く用語が入り交じってよく分からなかった。知識が足りないせいだろう。

  • ずしょのかみ

    従来の、”領主が農民を搾取する”という視点を脱し、”領主が小百姓の自立を助ける”という視点が初めて導入されたのが本書。具体的には、領主は百姓への軍役を軽減するなど、小百姓の自立を促した。われらがn教授は、佐々木さんのこの新しい視点に対して、結果としては必ずしもそうではない、という旨の論文を書いた。先輩から、「佐々木さんに恨まれるぞ」と言われたというが、、。

  • さんとのれ

    江戸時代における農民の立場と役割を、史料を追い具体例を挙げながら見ているが、読みにくさもあって全体像があまりはっきりと見えてこない。

  • takeshi3017

    中央公論の歴史本第15巻。江戸初期農民の生活はどんなものだったのかに焦点を当てるテーマ巻。地主と百姓の関係はもっと単純だと思っていた。しかしその構造は複雑で、地主は土地を貸して耕作に従事させるがあまり締め付けすぎても百姓は逃散するかもしれない。なので持続的に小作に従事できるよう百姓の側にも剰余分を残さないといけないし、やる気を出させるためにも百姓の自立をある程度認めるなど地主側も配慮する必要があった。詳細→ https://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou32901.html

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