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増補・決定版 ニッポンの音楽 扶桑社文庫

佐々木敦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784594092429
ISBN 10 : 459409242X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan

Content Description

「Jポップ」はいつ誕生したのか。Jポップ以前と以後でなにが変わったのか。それらの疑問を見つめるとき、日本のポピュラー・ミュージックの新たな一面が見えてくる。本書は、一九六九年から半世紀にわたる日本のポピュラー音楽の歴史を、十年ごとの単位に切り分けつつ、はっぴいえんどやYMO、小室哲哉、中田ヤスタカなど、時代の主人公ともいうべき音楽家の物語から解き明かす。日本の音楽史を通覧する画期的入門書、新章増補のうえ文庫化!

目次 : 第1部 Jポップ以前(はっぴいえんどの物語/ YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の物語/ 幕間の物語「Jポップ」の誕生)/ 第2部 Jポップ以後(渋谷系と小室系の物語/ 中田ヤスタカの物語/ Jポップ「再生」の物語)

【著者紹介】
佐々木敦 : 1964年、愛知県生まれ。批評家。音楽レーベルHEADZ主宰。広範な範囲で批評活動を行う。2020年、「批評家卒業」を宣言。同年3月、初の小説「半睡」を発表した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1959のコールマン

    ☆5。元本は「はっぴいえんど史観」「細野晴臣史観」と揶揄されていたようだが、読んでみるとそうでもない。これぞJ-POP論を見事に成立させた本。しかもマイケル・ボーダッシュ氏が「上手くまとめられない」と書くのを避けた90年代以降も書いてある。そうだよね。渋谷系や小室哲哉の出て来ないJ-POP論なんてあり得ないし。増補版では2015年以降のサブスク時代まで加えてキチンと記しているため、現在の日本、いや世界が抱えてしまった音楽の問題が良く理解出来るようになっている。欲を言えばムーンライダーズを書いて欲しかった。

  • ばんだねいっぺい

    リアルタイムで聴いた音楽、遡って探した音楽。いろいろと思い出しながら考えながらの読書となった。その時々の牽引者の力量に舌を巻きながらも、結局、何が好きなのかの確認ともなった。やはり、細野晴臣が好きだ。

  • makio37

    70年代、はっぴいえんどは洋楽から多大な影響を受けながら、それらを直訳も超訳もせず新たに"日本語の音楽"として創り出した。80年代、YMOは「逆輸入」によって「内」と「外」の壁を乗り越えた。90年代、渋谷系の代表フリッパーズ・ギターは、最新の「趣味の良い」洋楽を直輸入し、いわば邦楽内洋楽をやろうとした。00年代のテクノロジーの更なる進展は、作詞・作曲・編曲を全て手掛けるオールインワン型の中田ヤスタカ氏(Perfume等)を生んだ。各時代の曲達を聴き直して楽しみながら、日本の音楽界の歴史を辿ることができた。

  • 九曜紋

    「Jポップ以前と以後」を区分し、第一部と第二部構成とし、その歴史と展開を俯瞰しつつも詳述する。第一部を「はっぴいえんどの物語」「YMOの物語」とし、第二部を「渋谷系と小室系の物語」「中田ヤスタカの物語」とする。マニアックな知識を披瀝し衒学的な文章で記述する本書は好悪の分かれるところ。初出が2014年なので現在の音楽シーンの記述は手薄である。思うに2020年代は小室系ならぬ小室圭の時代だ。音楽シーンを背負って立つ圧倒的存在の不在の中、負のイメージを纏ったダークヒーロー小室圭。現在の最強コンテンツは彼なのだ。

  • かれーらいす

    読めば読むほど馬鹿らしくなって、くだらない気持ちになった

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