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じゃないほうの歌いかた

佐々木愛

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163920061
ISBN 10 : 4163920064
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan

Content Description

独立系カラオケ店「BIG NECO」。S.ジョブズにも、矢沢永吉にもなれない凡人たちの人生賛歌!こんな奇跡があるのなら、人生にNOは言えない。

【著者紹介】
佐々木愛 : 1986年生まれ。秋田県出身。青山学院大学文学部卒。「ひどい句点」で、2016年オール讀物新人賞を受賞。2019年、同作を収録した『プルースト効果の実験と結果』で単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ネギっ子gen

    【未来と書いて、わたしぃー!】カラオケ店を舞台に、E.YAZAWAの気配が濃厚な6つのお話。著者直筆の題字も含め、なんかイイなって。で、お千代さん最強です! 「矢沢じゃなくても」で、書けない作家は元妻を想いつつ、<言いたかったことが今さら少しわかった気がしていた。おれが書かなくても誰も困らない。だけど、おれが困るのだ。大切な誰かを思ってやっと作ることのできた嘘は、ずっと先の自分のことを励ましてくれることもあって、おれみたいなやつは、それでやっと生きていこうと、生きていけるかもしれないと、思うのだ>と――⇒

  • えんちゃん

    佐々木愛さん4作目。やっぱり大好き。「BIG NECO」という小さなカラオケ店で、うっすら繋がる連作短編集。「主役」にはなれなくて「じゃない方」で生きている人たちを、切なさとユーモアでふんわりと包んでくれる。そしてそこにはいつも人間愛がある。お名前が愛さんだけにね。表紙裏の登場人物紹介もおもしろい。同じ人を好きになった男女の話と、青年と老人アルバイターふたりのお話がぐっときて、ほっこり泣きそうになった。

  • ぼっちゃん

    【202512ダ・ヴィンチのプラチナ本】独立系カラオケ店に来る主役になれなず、悩みを抱える凡人たちの5編の物語。元俳優の主人公が夢をあきらめたおっさんと思われていないか悩む「君の知らないあの佐藤」。74歳のカラオケ店アルバイトの老人が、お客の歌う曲からお客を励まそうと”人生いろいろ”を歌う「石崎IS NOT DEAD」が良かったです。

  • sayuri

    「池田の走馬灯はださい」「加賀はとっても頭がいい」「君の知らないあの佐藤」「石崎IS NOT DEAD」「矢沢じゃなくても」落合南長崎の独立系カラオケ店『BIG NECO』を舞台にした5話収録の連作短編集。登場人物はどこにでもいそうな市井の人々。他人から見れば些末な事でも、本人にとっては切実な悩みを抱えていたりする。みんな生きるのが上手じゃなくて、それでもちゃんと頑張っている。読みながら彼らへの愛おしさが募っていった。何者かになんてならなくていい。じゃないほうの一員として、彼らの未来を応援するしかない。

  • ぐうぐう

    なんだろ、この切ないけど可笑しい感じ。なんだろ、悲しくないけど泣ける感じ。なんだろ、小説の登場人物なのにまるでほっとけない感じ。佐々木愛の『じゃないほうの歌いかた』は、そんな奇妙な親しみに満ちた連作集だ。カラオケボックス(「BIG NECO」というネーミングがすでにふざけているけどなんともキュート)が舞台で、そこで織りなすそれぞれの人生模様が、滑稽で、情けなくて、しょっぱくて、でもまるっと愛おしい。真っ直ぐに生きるのは難しく、かといって要領良く立ち回るのはもっと難しくって、(つづく)

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