君は人生の主人公だ。何ものにもその座を譲ってはならない。
何があっても、自分を捨てるな。とことん自分を大切にしなさい。
自閉症の長男、病に倒れた妻……。
過酷な運命を引き受けながら社長に上りつめたビジネスマンの逆風をしなやかに生き抜く「仕事力」と「人間力」とは――
仕事をする上では強さが必要です。
困難な仕事を成し遂げる「粘り強さ」、失敗しても叩かれても立ち上がる「芯の強さ」、ときには自説を押し通す「気の強さ」も必要でしょう。
しかし、強さだけでは幸せになることはできません。
強さの根底に優しさがなければ、幸せになることはできないのです。(本文より)
【目次】
第1章 自分を磨くために働く
advice1 強くなければ仕事はできない。優しくなければ幸せにはなれない。
advice2 「目の前の仕事」に真剣になりなさい。きっと、見えてくるものがある。
advice3 欲を持ちなさい。欲が磨かれて志になる。
advice4 「それでもなお」という言葉が、君を磨き上げてくれる。
advice5 君は人生の主人公だ。何ものにもその座を譲ってはならない。
第2章 成長角度を最大化する
advice6 3年でものごとが見えてくる、30歳で立つ、35歳で勝負は決まり。
advice7 プアなイノベーションより、優れたイミテーションを。
advice8 仕事で大切なことは、すべて幼い時に学んでいる。
advice9 よい習慣は、才能を超える。
第3章 仕事の要を知る
advice10 すぐに走り出してはいけない。まず、考えなさい。
advice11 「思い込み」は、君を間違った場所へ連れて行く。
advice12 ことの軽重を知る。それが、タイムマネジメントの本質だ。
advice13 書くと覚える、覚えると使う、使うと身に付く。
advice14 言葉に魂を吹き込むのは、君の生き方だ。
advice15 本物の重量感を知りなさい。
advice16 せっかく失敗したんだ、生かさなきゃ損だよ。
advice17 自立した人間になりなさい。
第4章 どこまでも真摯であれ
advice18 上司の強みを知って、それを生かしなさい。
advice19 リーダーとは、周りの人を元気にする人。
advice20 信頼こそ最大の援軍。
advice21 君の幸せのために、弱い人を助けなさい。
advice22 自分を偽らず、素のままに生きなさい。
advice23 逆風の場こそ、君を鍛えてくれる。
第5章 とことん自分を大切にしなさい
advice24 運命を引き受けなさい。それが、生きるということです。
advice25 人を愛しなさい。それが、自分を大切にすることです。
<佐々木 常夫>1944年秋田市生まれ。1969年東京大学経済学部卒業、同年東レ入社。自閉症の長男に続き、年子の次男、年子の長女が誕生。初めて課長に就任したとき、妻が肝臓病に罹患。うつ病も併発し、入退院を繰り返す(現在は完治)。
すべての育児・家事・看病をこなすために、毎日6時に退社する必要に迫られる。そこで、課長職の本質を追究して、「最短距離」で「最大の成果」を生み出すマネジメントを編み出す。数々の大事業を成功に導くことに成功する。
2001年、東レ同期トップで取締役就任。2003年より東レ経営研究所社長。経団連理事、政府の審議会委員、大阪大学客員教授などの公職を歴任。「ワーク・ライフ・バランス」のシンボル的存在となる。
自閉症の長男、病に倒れた妻…。過酷な運命を引き受けながら社長に上りつめたビジネスマンの逆風をしなやかに生き抜く「仕事力」と「人間力」とは―。
目次 : 第1章 自分を磨くために働く(強くなければ仕事はできない。優しくなければ幸せにはなれない。/ 「目の前の仕事」に真剣になりなさい。きって、見えてくるものがある。 ほか)/ 第2章 成長角度を最大化する(3年でものごとが見えてくる、30歳で立つ、35歳で勝負は決まり。/ プアなイノベーションより、優れたイミテーションを。 ほか)/ 第3章 仕事の要を知る(すぐに走り出してはいけない。まず、考えなさい。/ 「思い込み」は、君を間違った場所へ連れていく。 ほか)/ 第4章 どこまでも真摯であれ(上司の強みを知って、それを生かしなさい。/ リーダーとは、周りの人を元気にする人。 ほか)/ 第5章 とことん自分を大切にしなさい(運命を引き受けなさい。それが、生きるということです。/ 人を愛しなさい。それが、自分を大切にすることです。)
【著者紹介】
佐々木常夫 : 1944年秋田市生まれ。1969年東京大学経済学部卒業、同年東レ入社。2001年、同期トップ(事務系)で東レの取締役に就任。2003年より東レ経営研究所社長、2010年に同研究所特別顧問となる。経団連理事、政府の審議会委員、大阪大学客員教授などの公職も歴任。「ワーク・ライフ・バランス」のシンボル的存在である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)