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今を生きる思想 宇沢弘文 新たなる資本主義の道を求めて 講談社現代新書

佐々木実

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065300138
ISBN 10 : 4065300134
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

不安定な資本主義の世界で万人が幸福になる道を探る。

目次 : はじめに 「資本主義」という問い/ 第1章 生い立ち/ 第2章 行動科学の申し子/ 第3章 ベトナム戦争とアメリカ経済学/ 第4章 原点としての水俣病―自然と人間の経済学へ/ 第5章 社会的共通資本とリベラリズム/ 終章 SHADOWの思想

【著者紹介】
佐々木実 : 1966年、大阪府生まれ。大阪大学経済学部を卒業後、1991年に日本経済新聞社に入社。1995年に退社し、フリーランスのジャーナリストとして活動中。2013年に出版した『市場と権力「改革」に憑かれた経済学者の肖像』(現・講談社文庫)で第45回大宅壮一ノンフィクション賞、第12回新潮ドキュメント賞をダブル受賞。宇沢弘文に師事し、彼の生涯を描いた『資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界』(小社刊)で第6回城山三郎賞、第19回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    宇沢先生に関する本で、以前に同じ著者が書かれた大冊の「資本主義と闘った男」の縮刷版のような気がします。このような本で宇沢先生の生涯や業績の一端が広く知れわたることになるのは大賛成です。私の学生時代に先生の謦咳に接したことがあり、私も当時は学究の徒を目指していましたがかなり頭の違いを知らされた覚えがあります。当時宇沢先生と根岸隆先生が日本人ではノーベル経済学賞に一番近いとうわさされていました。「社会的共通資本」という考え方は私も今でも重要だと思っています。

  • やいっち

    小著だが中身の濃い本だった。書店で衝動買い。日本でもさすがに新自由主義や市場至上主義の経済は行き詰まりを示し、失われた30年のドツボから脱出すべく若手の経済学者らが台頭してきた。吾輩も何冊か読んできた。その極めつけであり先駆者が宇沢弘文なる傑出した経済学者だ。

  • skunk_c

    コンパクトな評伝。戦争体験から一時社会主義経済に傾倒していたこと、近代経済学者として渡米した後の交流と活動、日本に戻ってから公害問題に関わる中で、「社会的共通資本」という重要な概念を生み出した宇沢の業績が語られる。途中簡潔な経済学の説明もあり、読みやすい。また、帰日後の宇沢に対し、アメリカのマスメディアから「極左」のレッテル貼りが行われていたことは初めて知った。『自動車の社会的費用』『近代経済学の再検討』を学生時代に読んで、いわゆる近代経済学の胡散臭さを知り大いに感銘を受けたが、久々に再読したくなった。

  • 樋口佳之

    孤高であることを全く恐れない方だったのかな。成田空港問題にコミットするなんてのは、学者としての業績上は評価されず、調停である以上、双方からの非難も受けるのわかっていただろう。Wikiにあるゼミ生が0の時があるとか本当かしらん。師の偉大さは志を継ぐ者によって示されるとすると、そこに足りないものもあったのではと読みました。

  • Sam

    評伝として圧倒的な内容だった「資本主義と闘った男」のエッセンスをまとめたような一冊。ボリューム的にも5分の1という小著ではあるが、著者が伝えたいことはしっかりと盛り込まれているように思う。僭越な言い方ではあるけども良い復習となりました。本書によって宇沢先生の業績はもちろん、「人間の学」として経済学を再興させんとした気骨溢れる人生、そしていまの世の中を先取りした思想である「社会的共通資本」について広く知ってもらうことができたら素晴らしいことだと思う。

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