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ISBN 10 : 4863592787
Content Description
"高名な『世論』(“Public Opinion”,1922)の内容を、より簡潔に、より一般読者を意識して著した続編ともいうべき“The Phantom Public”(1925)の、清新な翻訳が登場しました。
しかも本書は、単なる『世論』の続編ではなく、大衆民主主義のきわどさを冷徹に分析し、『世論』よりもいっそう明確に、強烈に、かつ声高に表現し、結晶化した好著です。
20世紀前半、すでに大国としての繁栄を謳歌していた米国にあって、第一次世界大戦後の「国民国家の出現、大規模産業の発展」を、「現代社会のまったく新しい問題」(第十五章)として冷静に把握し、政治と戦争、デモクラシーとマスメディアを凝視し続けていたリップマンの態度と見解は、100年後の今日、あらためて注目され、精読されるべきでしょう。"
【著者紹介】
ウォルター・リップマン : 1889‐1974。アメリカ合衆国の著述家、ジャーナリスト、政治評論家。ピューリッツァー賞を2度受賞。現代ジャーナリズムの父(Father of Modern Journalism)と評されている。『New Republic』誌創刊編集者
佐々木孝夫 : 1968年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科修了。平成国際大学法学部教授。慶應義塾大学(非)他、講師兼務経歴有り(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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