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ザシキワラシと婆さま夜語り 遠野のむかし話

佐々木喜善

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309028811
ISBN 10 : 4309028810
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

柳田国男の名作『遠野物語』に材料を提供した「日本のグリム」佐々木喜善。遠野に生まれ暮らした喜善が残した、もう一つの遠野物語「老媼夜譚」百余話と、ザシキワラシ研究の白眉を、読みやすい現代仮名遣いで贈る。

目次 : 奥州のザシキワラシの話(子供の時の記憶/ 近頃耳で聞いた話/ 手紙で答えられたもの/ 関係あるかと思われる事項)/ 婆さま夜語り(老媼夜譚)(雉子ノ一声の里/ 炭焼長者/ 一目千両の女/ 黄金丸犬/ 蛇聟 ほか)

【著者紹介】
佐々木喜善 : 1886年、岩手県土淵村(現・遠野市土淵)生まれ。民俗学者、伝承採話者。上京して哲学館、早稲田大学に学び、文学を志す。柳田国男に語った遠野の伝説が『遠野物語』となった。その後、病をえて帰郷し、民俗の研究に尽くした。1933年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    柳田國男氏の『遠野物語』を書く際に東北地方での物語を多く、紹介したのが佐々木喜善氏である。これは佐々木喜善氏が聞き取った東北で語られる話を集めたものである。最初は座敷童ですが、イメージと違い、害を成したり、童同士が互いに殺し合ったり、その争いが家同士の確執になったりというダークな面も見える。それを踏まえての佐々木氏の考察する座敷童の成り立ちがかなり、怖い…。婆様夜語りは懐かしい民話、報恩記の原型・変化球が収録。後、最近、読んだ『Missing 首くくりの物語』のモチーフとなった「奈良梨取」も載っていて吃驚

  • かっぱ

    【図書館】冒頭の著者が聞いたザシキワラシの話の部分を読んだ。大正時代にはほんの5〜8年ぐらい前のほんとうの話として語り継がれていたことが分かる。いまでも遠野では現在の話として語られることがあるのだろうか。次の図書館での予約本が届いたので、ここまでで断念して返却。

  • イトノコ

    図書館本。柳田國男に「遠野物語」を語った佐々木喜善の著作、「奥州座敷童子の話」と「老媼夜譚」を現代仮名遣いに直して収録。/座敷童子と言えば家に居れば富が貯まり、去れば没落するイメージだが、悪戯をしたり凶兆であったりと様々なよう。見た目も(表紙のような)子供ばかりでなく、真っ赤だったり真っ黒だったりとそちらも様々。バリエーションがひとつに統合されたのかな。後半の夜語りは、猿蟹合戦や瘤取爺さんなど有名な話もあるが、遠野物語にも収録されていない話がほとんど。花嫁が屍体を食べてると思いきや実はお菓子…には笑った。

  • ジャズクラ本

    ◎著者は哲学館から早稲田に学んだ民族学者。というより「遠野物語」を柳田国男に語った伝承採話者と言う方が通りが良いか。東北に伝わるザシキワラシの伝承を70以上採取した「奥州座敷童子の話」と、谷江という婆様及びその親い者の夜語りを103話集めた「老媼夜譚」を現代仮名に改めて纏めた本である。「奥州座敷童子」を読んでいると夕方座敷からトコトコと子供の足音が聞こえるような気がする。「老媼夜譚」は日本のイソップとも言われているようだが、鶴の恩返し、猿蟹合戦、舌切り雀なども子細違いで掲載されている。とても面白かった。

  • itokake

    "日本のグリム"佐々木喜善。彼が柳田国男に語ったのが、「遠野物語」であった。この本は、彼の著作を2つ、無理にまとめたので変なタイトルになった。ザシキワラシの調査記録は研究者向け。これだけ読んでもつまらない。巻頭に持ってくるのは構成が残念。白眉は『老媼夜譚』。「婆さま夜語り」なんて変なタイトルにしないで…。大正12年の冬、著者が幼少期から知っていた辷石(はねいし)谷江さん(当時65歳)の家に50日ほど通い続け聴いた話。凍った薪をくべるので、ぶしぶしと煙る炉端で目を赤くしながら、語ってくれた100以上の話。

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