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江戸が東京になった日 明治二年の東京遷都 読みなおす日本史

佐々木克

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642075367
ISBN 10 : 4642075364
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

明治維新で江戸は「東京」と定められ、新たな首都となった。新政府はどのように遷都を構想し、実行したのか。大坂遷都論、東西両都論、天皇の行幸と新時代の演出…。日本特有の首都成立の事情を分かりやすく描く。

目次 : 第1章 江戸か京か―幕末の首都はどこか(花の田舎・洛中の風景/ 政治の都・京都へ/ 京都と江戸の幕府/ 王政復古の首都)/ 第2章 構想のなかの帝都(幕府側の新首都構想/ 大久保利通の大坂遷都論/ 江戸への遷都論/ 東西両都論)/ 第3章 天皇と新時代の演出(江戸を東京に/ 東京への行幸/ 東の京の天皇/ 京都還幸をめぐって)/ 第4章 帝都東京の誕生(東京への再幸/ 三月二八日、遷都/ 帝都東京の出発/ 京都の再生)

【著者紹介】
佐々木克監修 : 1940年秋田県に生まれる。2016年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • chanvesa

    しれっと、ぬるっと東京が首府になる。それも京都から大阪、京都から江戸と行幸をして、少しずつ。遷都後の京都を伝統の街としての復活に岩倉具視が関わったようなことが書いてあったが、いまやオーバーツーリズムに。

  • 崩紫サロメ

    幕末から政治の中心は京都に移ったが、新政府は新しい地で天皇を中心とする国家を目指す。そこで大阪が候補となったが、旧幕府の拠点であった江戸を東京として首都とすることで幕臣らの反乱を抑えようと試みる。しかし、京都の民情にも配慮する必要があり、公に「遷都」という形がとられることなく、「行幸」という事実上の遷都が行われた。正式には遷都の手続きは経ないままではあるが、明治二年の行幸をもって東京が日本の首都となった。

  • 綱渡鳥

    長州戦争の風聞に対し、「3歳の童子ですら幕府の敗北を喜んでいる」という記録を残した大和国村役の言葉は印象的。

  • Teo

    これも再刊本だった。初出は平成13年。最近再刊本ばかり引き当ててるな。タイトルからそれまで江戸だったのが東京になった日とはいつかと言う点の本。よく東京奠都と言われるが、その通りに国や天皇からの遷都の発令は無い。ただ、著者としてはそれを踏まえても遷都となろうと言う。そしてそれはいつに該当するのか。それは本書の中で。

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