Books

この国を蝕む「神話」解体 市民目線・テクノロジー否定・テロリストの物語化・反権力

佐々木俊尚

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198656843
ISBN 10 : 4198656843
Format
Books
Release Date
September/2023
Japan

Content Description

「弱者」「多様性」という幻想。なぜ「物価高」は常に悪者なのか。マイナンバー、AI、監視社会は誰のためか。なぜ科学は人を幸せにしないと考えるのか―日本を停滞させている「古くさい空気」の正体。この国のメディアや世論は、半世紀ずれている。

目次 : 第1章 社会の神話(「弱者」という幻想/ 「物価高=悪」のステレオタイプ ほか)/ 第2章 反権力の神話(日本に必要なのは「反権力」ではなく「反空気」だ/ 反権力は、なぜカッコ悪くなったのか ほか)/ 第3章 メディアの神話(新聞の影響力は団塊の世代の退場とともに終わる/ 「レモン市場」で考えるフェイクニュース問題 ほか)/ 第4章 右派と左派の神話(天皇の政治利用がなぜ二〇一〇年代に浮上したか/ 知識人の権威はなぜ失墜したのか ほか)/ 第5章 環境と生活の神話(脱ダムは水害が少なかった時代の幻想だった/ 「江戸時代に戻れ」と言うが、当時は森林が破壊され、稲作も限界だった ほか)

【著者紹介】
佐々木俊尚 : 作家・ジャーナリスト。1961年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。毎日新聞記者、『月刊アスキー』編集部を経て、2003年よりフリージャーナリストとして活躍。ITから政治、経済、社会まで、幅広い分野で発言を続ける。最近は、東京、軽井沢、福井の3拠点で、ミニマリストとしての暮らしを実践している。2006年には国内の影響力のあるブロガーを選出する「アルファブロガー・アワード」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • よっち

    先端テクノロジーの進化と逆行して、旧態依然のステレオタイプがこの国を停滞させていることに、我々の多くはまだ気づかないままだ。未来の社会を思考するために、視点を変えてみることを勧める一冊。マイノリティの目線に縛られるメディアや物価高=悪、軍部の暴走、権力者と反権力の二分論、新聞の影響力やフェイクニュース問題、右派左派の変化や環境と生活の神話など、新しく始めることにむやみやたらと忌避感を抱いたり、過剰反応しすぎると前に進めないのも確かで、感情論で思考停止するのではなく、もう少し建設的な議論がほしいところです。

  • たーくん

    徳間書店。先端テクノロジーの進化と逆行して、日本の社会には神話のような古くさい価値観が居座り続けている。権力は常に悪で、庶民感覚は常に正しく、弱者は守られるべき存在であり、人工的なものは危険で自然由来が最良……そんなステレオタイプがこの国を停滞させている。未来を思考する道標としての最新論考。

  • Mik.Vicky

    若干決めつけのようなところもあったが、同意・納得できる部分は多かった。マスコミ・インチキ左翼・その他の公金を蝕む団体等ダメな人たちが巣くうシステムを放置している日本・・・早く変わってほしい。

  • Ryoichi Ito

    第4章「右派と左派の神話」が面白かった。天皇を崇拝するのは「右派」のおはこだったが,最近は天皇を利用する左派が現れたという。立憲民主の川内議員は「陛下が開会式で「大会の中止」を宣言するしか,最早(オリンピックを)止める手立ては無い」と書いた。共産党の大門議員は「明治天皇も雲の上で(カジノ解禁を)怒っておられます」と。「安倍首相にとって憲法遵守の天皇陛下はやっかいな存在になりつつある」(上田樹)というに及んでは。

  • 南チョ

    ジャーナリストの佐々木俊尚さんが、日本社会について論じた著書。書いてあることには概ね賛同する。文章は、もう少し練った方がよい。校正さんには頑張ってもらいたかった。以下、メモ。「太陽光発電のために国民は大きな負担を強いられている」「ヒトラーを個の独裁者ではなく力学として見る」「細分化された職能集団の限界を埋める存在が必要」「日本のマスコミは主語のない批判が得意」「団地をまとめてではなく徐々に分譲した佐倉市のユーカリが丘は、コミュニティの維持に成功」…

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items