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万人のための哲学入門 この死を謳歌する

佐々木中

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794227584
ISBN 10 : 4794227582
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

最初で、最後で、最短の一冊。「みんな」の欲望と、あなたの欲望。「みんな」の不安と、あなたの不安。そこから、哲学は「普遍」へとあなたを導きます。あなたを超えたものへ。本当に読みたかった哲学入門、誕生。

目次 : 生まれてくることを選べない/ 「とりあえず」と「たまたま」/ 哲学とは死を学ぶこと/ 複製の生、劣化コピーの欲望/ 「自分自身の死」/ 「死の搾取」/ 死と宗教/ 不確実な私の死/ 葬礼、文化の起源/ 儀礼の問題/ 「根拠律」と儀礼/ 「救済」と「記憶」の問題

【著者紹介】
佐々木中 : 1973年青森県生まれ。哲学者、作家。水戸第一高校中退。東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻博士課程修了。博士(文学)。京都精華大学教員。2020年うつ病と診断され、闘病を経て現在寛解に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • coldsurgeon

    哲学とは死を学ぶこととされる。死とはつねに「他人の死」であり、そこで死ぬのは不特定の「ひと」である。我々が体験するのはつねに「他人の死」。生きて死ぬという自分の生に意味があるかどうかは問題ではない。意味は私に与えらるものではない。むしろ私が意味を与える側である、と。人生は「とりあえず」と「たまたま」で出来ている。どう謳歌するのかが問題なのだろう。

  • かなばる

    平易には書いてくれているが、咀嚼しきれないというのが本音。ざっと読むのではなく、時間をかけて、考えながら読んだ方がよい1冊だと思う。とはいえ、たくさんの気づきをくれた内容で、個人的には根拠律の部分が面白かった。誰かが「何事にも根拠がある」とは証明していないのに、なぜ我々は根拠を求めてしまうのか。なぜ、偶然と片付けたくないのだろうか。それこそ、自分の意思で生まれてきたわけでもないのに、自分の人生に意味を見出そうとする人間らしさに通じるのかもしれない

  • 双海(ふたみ)

    私たちは自分が生まれて来るかどうかを選ぶことは出来ない。哲学とは死を学ぶこと。「私はあなたのことを何も知らない。ですが、一つあなたのことを当てて見せましょう。どんなにあなたが隠そうとしても、あなたのことを一つだけ確実に当てられる。そのことを私は知っています。それは、あなたが死ぬということです。さて、私たちの哲学入門は、ここから始まります。」

  • Olive

    死を見つめることで生を価値あるものにできる。 気がついたらこの世に生み落とされ、生き、そして死ななければならない。宗教は死後を価値づけることで、また国家は死後を祭祀というかたちで意味づけすることで、残された生きている人は死を意味づけして(されて)きた。 行き当たりばったりの人生、どの角を曲がったかで変ってくるものに意味を与えるのは「今・ここ」にいる自分しかいない。 チェーホフの作品にニーチェの永劫回帰が見え隠れしていると常々感じていたので、同感するところはあった。

  • rors(セナ)

    跋を読み終わってすぐにもう一度読み返した。「自分自身にのみ固有であって、なお万人に共通する体験」死について。記憶と救済はなるほどなぁとなった。

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