Books

小説の小説 1 角川文庫

似鳥鶏

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041161982
ISBN 10 : 4041161983
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

異世界転生した主人公の活躍に抱腹絶倒、最大の敵は、言葉の“イメージ”!(「文化が違う」)、「小説を書く」という創作の限界に挑んだ「無小説」など、あなたが知る小説のイメージを覆す全4編を収録!

【著者紹介】
似鳥鶏 : 1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • よっち

    私たちの知る小説は様々な決まりごとの上に成り立っている。無意識下の常識を逆手に取ったルール無用の超次元小説。出くわした殺人を解決してみせた名探偵の前で推理を始める思わぬ伏兵、異世界転生してチート能力で無双する主人公が対峙する最大の敵、全文他の小説から取ってきた創作の限界に挑むコピペ小説、新法が成立して検閲が合法化された曰本であらゆる手段を使って作品を書き続ける作家。お約束部分の本質を突いてくる著者の思惑にはじわじわと来るものがありましたが、あらゆるものを物語に使い切ろうとする徹底ぶりには脱帽でした(苦笑)

  • きょん

    小説というコンテンツの体裁で色々遊んでいるのが楽しい。独裁下での小説発表を描く「日本最後の小説」が妙にリアリティがあり怖い。

  • NAOAMI

    小説のお作法とやらを逆手に取ったかと思えば、声に出して読みたくない「文化が違う」とか声に出して笑った。異世界転生モノって初めて読んだけど(笑)こーゆーことなん?注釈だらけの近代文学からのコピペつなぎは意味が繋がっているようで実際メチャクチャじゃないか。真剣に読もうとして(途中で挫折したが)損した。ってか最後の方、近代文学じゃなくても適当に書ける部分抜きばかりやん。検閲過ぎる時代の小説家が最後に書く小説!究極の無か。なんだ終章だけまともな掌編。単行本版あとがき、文庫版あとがきの20頁程まで楽しませてもろた。

  • 緋莢

    <そのまま本編を始めてしまうと初見ではやはり戸惑いがちなジャンルです。なぜなら本書は「小説の約束ごとを利用した小説」というものだからです>と、著者自身が「まえがき」で書いているように、メタ・フィクション”というジャンルの作品。名探偵が事件を解決するミステリかと思いきや、地の文が、さらには…がという展開になる「立体的な藪」や帯にもある<著者が一文字も書かない>というのは、そういうことか!(続く

  • なみ

    “小説”というコンテンツの枠を超越した、メタ・フィクションが集められた挑戦的な短編集。 ルビや注が暴走したり、引用のみで書かれていたりと、とにかくやりたい放題で面白かったです。 特に『文化が違う』が好き。途中からずっと笑いっぱなしでした。ずるいでしょこんなの! 同じく似鳥さんの『叙述トリック短編集』を楽しめた人なら、本作も絶対に楽しめるはずです!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items