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独裁者に原爆を売る男たち核の世界地図 文春新書

会川晴之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784166609413
ISBN 10 : 4166609416
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

北朝鮮、リビア、イラン…「原爆の父」天才・カーン博士の築いた「核の闇市場」はいかにして核を売りさばいたのか?CIAをも驚愕させたほど多くの国が関与した「世界で最も危険な組織」の正体を追う。

目次 : 序章 暴走を続ける北朝鮮/ 第1章 北朝鮮と「核の闇市場」が結託するまで/ 第2章 北朝鮮の核武装を助けた「闇市場」/ 第3章 カーン博士と「核の闇市場」/ 第4章 「闇市場」崩壊/ 第5章 ミサイル輸出大国北朝鮮/ 第6章 イラン核開発と「闇市場」/ 第7章 核兵器の歴史と未来/ 終章 核のゴミと核不拡散

【著者紹介】
会川晴之 : 毎日新聞社編集編成局編集委員。1959年東京都生まれ、北大法学部卒、87年毎日新聞社入社、盛岡支局、東京本社経済部、政治部、外信部、ウィーン特派員、欧州総局長(ロンドン)などを経て、2012年10月から現職。日米政府が共同で進めたモンゴルへの核廃棄計画の特報で、11年度のボーン・上田記念国際記者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • coolflat

    153頁。北朝鮮は、世界有数のミサイル技術を保有するだけでなく、世界最大のミサイル輸出国としても知られる。1980年代以後に開拓したこのミサイル輸出ルートを活用すれば、国際社会が怖れる北朝鮮発の核拡散が現実化する可能性も高い。北朝鮮産のミサイルを、もっとも多く輸入している国は、中東のシリアだ。化学兵器使用を理由に、米国がシリア空爆に踏み切れば、シリアが、米国との関係が深いイスラエルに報復するとの見方は根強い。その場合、北朝鮮産のミサイルが、初めて実戦使用される可能性が高まっている。

  • リキヨシオ

    国民所得が世界122位、識字率も世界162位の途上国パキスタンに核兵器をもたらし、「原爆の父」と呼ばれるカーン博士。パキスタン内では英雄として扱われた一方、様々な国に原爆を売りまわった「核の闇市場」のオーナーとしての顔もある。彼が関わった「核の闇市場」は原爆を売るといっても兵器ではなく、設計図や遠心分離機を途上国に売ることにより莫大な利益を生んだ。売った先には北朝鮮やイラン、リビアなど…核を欲しがる国がある一方、核を独占しようとする国もある。日本でも原発問題があるけれど核に関わる技術は儲かるんだなと実感。

  • なつきネコ@執事もどき

    なるほど、カーン博士なんて人物が存在していた事にビックリした。本当に20世紀後半の暗部は恐ろしい。しかし、核開発技術を売り歩くなんて犯罪者に対して、刑罰が軽くないか。並の殺人犯と比べて軽いな。核開発技術の闇ルートはソ連がほとんどと思ってたのにパキスタンルートがあるとはね。さらに北朝鮮とカーン博士が関係してる。はた迷惑だな。しかし、日本が核保有への疑いを厳しく見張られていたり、モンゴルに核処理施設を作ろうとするとな。確かに世代責任は共感できる言葉だよな。前世代も批判ばかりせずに自身の責任を考えてほしいものだ

  • スプリント

    カーン博士と闇市場一味の話が興味深かったです。IAEAが原子力技術の軍事転用を防止する機関だと思っていましたが本書を読むと現核保有国の利益保全の為の御用機関であるように思えてきました。

  • coolflat

    核の闇市場の主な登場人物は、オーナーであるパキスタンのカーン、黒幕ドイツのレルヒ、スイスのティナー一家、スリランカのタヒア。カーンはウレンコから盗んだウラン濃縮技術で、パキスタンに核技術をもたらすが、それに飽きたらず、自国の核開発の部品調達のネットワークを核の闇市場に作り替える。闇市場が狡猾なのは当局の捜査を逃れるため、ドバイを中心にスイスやルクセンブルグのような秘密法制が強固な国を中継地として利用したこと。実はIAEAが解明した闇市場はパキスタンルートのみ。ロシアルートやアフリカルートは解明されてない。

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