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獄門撫子此処ニ在リ 2 ガガガ文庫

伏見七尾

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094531701
ISBN 10 : 409453170X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

それは、現世と幽世のはざまにある場所ーー

衝撃の第17回小学館ライトノベル大賞《大賞》受賞作、
さらにスケールアップした第二弾。

「神去団地へようこそーーそして、ご愁傷様」

ここは神去団地。
怪異ひしめく古都・京都の裏側に隠された、現世と幽世のはざまの土地。
地上には量産された建物が歪に立ち並び、目も眩むような青空の中心では、赤く奇妙な太陽が人を惑わせる。
この土地に閉じ込められた無耶師たちは、赤い太陽が秘めた力を巡り争っているのだという‥‥。

そんな異形の地で目覚めた撫子は、記憶を失っていた。
化物にすら畏怖される『獄門家』の血族としての記憶も、アマナと出会ってからの記憶すら失っていた撫子。かろうじて記憶を取り戻すも、何か大切なことを、忘れているような気がしてーー。

空に焦がれた天狗の一族、奇妙に身軽なタタリコンサルタント、向こう見ずなガスマスク達、蹂躙する狂信者たち、もはや終わってしまった一族の生存者‥‥人々の欲望が絡み合うなかで、撫子とアマナはこの異形の地に巣食う因縁を断ち、脱出できるか。
そして撫子は、忘れてはならなかった約束を思い出せるのかーー。

化物とヒトとのあわいに揺らぐ、うつくしくもおそろしい少女鬼譚、霍乱の第二巻。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • オセロ

    京都の裏の世界にあるとされる神法団地。そこは現世と幽世の狭間で第二の太陽に秘められた力を巡って無耶師達が徒党を組んで争っていた。そんな無法地帯で目覚めると記憶を改竄された撫子と彼女を追ってきたアマナが巻き込まれるといったストーリーなのですが、これが面白いこと。 今回メインとなる天狗をはじめとした伝承や都市伝説をふんだんに盛り込んでいるにも関わらず、独創的なストーリーは意外性に溢れていて。戦闘描写が若干分かりづらいところがありますが、それを補って余りある面白さだと感じました。

  • よっち

    怪異ひしめく古都・京都の裏側に隠された、現世と幽世のはざまの神去団地。無耶師たちが赤い太陽が秘めた力を巡り争う異形の地で記憶を失った状態で獄門撫子が目覚める第2弾。かろうじて記憶を取り戻すものの、何か大切なことを忘れている気がする撫子。空に焦がれた天狗の一族、奇妙に身軽なタタリコンサルタント、向こう見ずなガスマスクたち、蹂躙する狂信者たち、終わってしまった一族の生存者。様々な思惑と欲望が絡み合う中で、ここでも華珠沙を巡る因縁が出てきて苦笑いでしたけど、大切な約束を思い出したその決着はなかなか良かったです。

  • 碧海いお

    2巻目。1巻より更に世界が深堀されました。 令和発行のライトノベルだとオリジナルティが強くて、これからもずっとこの世界に浸っていたいと思わせる和風ファンタジー。 電子書籍で百合ラノベの分類になるみたいですが、求めるのは百合よりかファンタジーを求める層ではないか? コミカライズ化が決定をしたようで漫画にするにはいストーリーだと感じました。

  • イシカミハサミ

    1巻の時はかなり雑然としたスタートな気がしたけれど、 かなり整頓されて 想像より遥かに仕上がった作品になった印象。 敵がしっかりと 主人公と対称性を持っていて 「獄門撫子」というキャラクターを浮かび上がらせてくれる。 作中の道具とかの和風のネーミングのセンスも個人的なツボ。

  • 真白優樹

    アマナに持ち込まれた依頼から誘い込まれたはざまの団地で、脱出目指して大暴れする今巻。―――数多の過去と思い巡る狭間にて、空回りするのは大切な思い。 初めての気持ち、大切に思うからこそ。お互いに空回りして中々噛み合わぬ二人が、幾多の思い巡る団地の中で思いを通わせていく巻であり、二つ目の太陽、天狗、数多の怪異や無耶師たちが大暴れする、よりスケールを上げた怪異感が楽しめる巻である。確かに思いを通わせて、しかし不穏の予感は拭えず。まだまだ続く戦いの先、どんな日常が待つのか。 次巻も勿論楽しみである。

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