Books

いい絵だな

伊野孝行

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797674187
ISBN 10 : 4797674180
Format
Books
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜ画家たちはリアルに描くことに夢中になったのか、ヘタな絵の価値とは何か、現代美術は何を言おうとしているのか、ファインアートとイラストは違うのか…。描き手である二人がジャンルを跨ぎ、縦横無尽に語り尽くす。絵を描くと分かることがある。お勉強では分からないことがある。本書を読むと、料理を自分の舌で味わうように絵が鑑賞出来るようになる!?

目次 : 第1章 海の向こうから来た写実/ 第2章 絵画と写真の間/ 第3章 俺たちの印象派/ 第4章 ヘタよりうまいものはなし/ 第5章 シュルレアリスムはまだ終わってない宣言/ 第6章 イラストって何?/ 第7章 現代美術のいただき方/ 第8章 服を脱ぎ捨て裸の目で見よう!

【著者紹介】
伊野孝行 : イラストレーター。1971年、三重県生まれ。東洋大学卒業。セツ・モードセミナー研究科卒業。講談社出版文化賞、高橋五山賞、グッド・デザイン賞

南伸坊 : イラストレーター、装丁デザイナー、エッセイスト。1947年、東京都生まれ。都立工芸高校デザイン科、「美学校」・木村恒久教場、赤瀬川原平教場、を卒業。1980年、月刊漫画『ガロ』編集長を経てフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ホークス

    2022年刊。絵画について二人であれこれ会話している。40才から油絵を極めようとした高橋由一の絵(鮭や豆腐)は、リアルへの執念が怖い。人をビックリさせたい無邪気さがそれを中和したりもっと不気味にする。『快楽の園』のボスの絵を、「裏庭の大きな石をどけたら、よく分かんない虫がうごめいてた感じ」「オレたち生きてるぞ〜」などと評するのも楽しい。ただもっと強く面白がって欲しかった。ツッコむ相手(権威や常識)もちょっと古い。懐かしい茶飲み話も良いし、題名もそんな感じかと後で思った。現代芸術はやっぱり好きになれない。

  • 最初に「うまい」と思わせる絵は分かりやすいので一般ウケはするが、奥行きがない。超絶技巧は超絶な技巧ってとこで安心しちゃう。安心しちゃってるからつまらない。世間体を考えちゃってる絵もつまらない。「こう思われたい」から自由な、描きたいものを描いてる絵は面白い。なるほど。

  • tom

    デッサンの訓練をした人が絵を描くのだ思い込んでいたけれど、そうでもないらしい。絵からデッサンを追い出して、後に残るのが「色面の構図」、「絵の基本は色面のコンポジション。絵はデッサンからの解放」なんだとか。どういうことなのか理解は困難。でも、評価が高いかどうかじゃなくて、パッと見て、ずーと前にいることができる絵、画面の隅々に発見があり、その発見に驚く自分に驚く。こんな絵が、いい絵なのだと書いている。それなら安心して絵を見に行けるかもなどと思いながら、軽いトークを楽しみながら読んだ本。

  • Tenouji

    作者が何を書きたかったのか、という視点で、モチーフとか技術的な話しが面白かった。

  • hitotak

    超絶技巧や、写真と見まごう細密画がSNSに上がると何万もの「いいね」がつくが、それは上手い絵であって面白い絵、いい絵とはまた違うのでは?/現代美術の良さがわからないのは当たり前、市場を相手に投機対象として作成されているから/欧州の古典絵画がある時期から急に技量が上がり写実的になったのは「秘密の道具」があったから/…等々、絵を描く側の二人が常識とは異なる視点から絵画鑑賞を語っており、面白い。世の評価や規定概念ではなく自分の感性で好きな絵を見つけよう、という提言でもあるが、それが一番難しくもあるなあと感じた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items