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ISBN 10 : 4326102861
Content Description
神への信仰が自明だった宗教の時代から、ひとつの選択肢にすぎなくなる世俗の時代へ。こうした歴史認識の前提となっている西洋社会だが、「西方キリスト教」世界の世俗と宗教のあり方も実際は多様で、様々な内的葛藤をはらんでいる。その内実を、政教構造の分析を中心に、「ヨーロッパの東」による相対化も交え明らかにしていく。宗教と政治、教育、戦争と平和、実践と所属、生と死など、多角的なテーマの切り口にも注目。コラム、各国現状を比較した資料付き。
目次 : 第1部 総論 世俗の時代のヨーロッパにおける政教関係の構造と変容(近世―宗教改革から領域主権国家の確立と王権の強化まで(一六世紀〜一八世紀)/ 近代―世俗的世界観の覇権の時代(一九世紀〜二〇世紀前半)/ 現代―宗教的なものの回帰と再構成(二〇世紀後半以降))/ 第2部 各論 世俗的ヨーロッパにおける宗教的なものの輪郭(政教関係の自明性を揺さぶる/ 教育のなかの宗教を問う/ 宗教が対立と和解に関与するとき/ 宗教を信仰・実践・所属に分節化する/ 多様な生と(不)死の時代に)/ 資料編
【著者紹介】
伊達聖伸 : 1975年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻准教授。専門は宗教学、フランス語圏地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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