Books

検事の心得 元東京地検特捜部長の回想

伊藤鉄男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120059643
ISBN 10 : 4120059642
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

事件の舞台裏で検事は何と格闘していたか。
東京地検特捜部長、最高検次長検事などを歴任した検察官による回想。

日本で初めて死刑囚の再審無罪判決が下された免田事件をはじめ、
厚生事務次官による特別養護老人ホーム汚職事件、
オレンジ共済事件、石橋産業事件、東電OL事件、鈴木宗男事件、
ライブドア事件、村上ファンド事件、陸山会事件などに関わった
著者が36年に及んだ検察官人生を振り返り、
その重職の心得を説く。

〈目次〉
プロローグ
第一章 検察とは
第二章 人を裁く畏れ──免田事件の教訓
第三章 特捜検事落第? 
第四章 殺人専門検事                    第五章 決裁官として──東京地検副部長時代  
第六章 驚きの特捜部長─東京地検部長時代 
第七章 わが重職心得箇条
第八章 激動―─次長検事                   
第九章 退官後のこと          
第十章 袴田事件再審無罪判決の誤り

【著者紹介】
伊藤鉄男 : 1948年岐阜県明智町(現・恵那市)生まれ。中央大学法学部卒業後、75年に検事任官。83年、死刑囚が初めて無罪・釈放となった免田事件の再審公判で主任検事を務める。東京地検副部長、同特捜部長当時、決裁官として岡光事件、オレンジ共済事件、東電OL殺人事件、鈴木宗男議員事件等に関わる。その後、東京地検検事正、高松高検検事長、最高検次長検事などを歴任。2010年退官。11年弁護士登録、23年から「さわやか法律事務所」に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • おやぶたんぐ

    エリート検事(現在は弁護士)のよもやま話。「高検のヒラ検事あたり」(p132)と言い放ち、あちこちで“泰然自若な自分”を出してくるのに苦笑。それはともかく、東電OL事件についてくどくど述べるなら、積極的間接事実とする事情の問題点や、被害者の胸等から検出された唾液の血液型(元被告人とは異なる型)に関する証拠の不開示ぐらいには触れた方がよかったのではなかろうか。あと、袴田事件について、無罪判決は誤っており、「被告人が犯人であることを…否定する証拠はまったく存在しない」(p252)と述べつつ、(以下コメ欄)

  • みどり

    御本人の検察官としての人生史。わかりやすく書かれています。

  • 伊達者

    朝日新聞の書評で御厨が推薦。最終章の袴田無罪判決批判が本書の目的かなと言うほど熱がこもっている。袴田事件で問題となった自白の問題はスルー。全体を読んでも取り調べや自白の重要性にはゆるぎない信念があるようだ。剛直な読みやすい論理的な文章である。本当は日経の「私の履歴書」用の原稿として書いたのかな。全編人事の話が多く辟易する。裁判官と検察官は司法修習何期を異常までに意識している。それほど年功序列と権力欲の世界でもある。検察OBはどこまでも現役という意識のようだ。ヤメ検弁護士がもうかることを隠さない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items