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八甲田山 新たな真実

伊藤薫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784635172189
ISBN 10 : 463517218X
Format
Books
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

五連隊の捜索隊として、遭難後、初めて田代新湯に入った佐藤秀雄中尉―。会津の父親に宛てた書簡が発見され、そこには捜索状況など、新たな驚愕の事実が綴られていた。青森五連隊と弘前三十一連隊の行動を比較させながら、八甲田山遭難の全貌を描く。「八甲田山」シリーズの第3弾。

目次 : 第一章 虚構と真実(津軽/ 新田次郎と『吹雪の惨劇』 ほか)/ 第二章 第八師団と雪中行軍(軍備拡張と師団の創立/ ライバル意識)/ 第三章 雪中行軍の準備(因縁の五連隊と三十一連隊/ 捏造された予行行軍)/ 第四章 行軍部隊の饗応と彷徨(一月二十日 三十一連隊行軍開始/ 一月二十一日 五連隊行軍準備開始 ほか)/ 第五章 山口少佐の死因と遭難原因(自殺説と暗殺説/ 原因は将兵の訓練不足)/ 終章

【著者紹介】
伊藤薫 : 1958年、青森県に生まれる。元自衛官。青森の第5普通科連隊、青森地方連絡部などに勤務。そのため、当時の青森や津軽の事情にも通じている。2012年10月、3等陸佐で退官。その後、八甲田山雪中行軍事故の研究と執筆に専念し、その成果が『八甲田山 消された真実』(2018年)に結実した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • TI

    新事実とあるが本筋には影響するようなものはなし。新田次郎の作品はあくまでも小説なので多少の違いはあるだろうし。それでも八甲田山の本は読んでしまうね。

  • くらーく

    前の著作から、どこがどう変わったのかが分からないな。新しく佐藤中尉の書簡と、倉石手記に着目して、書き直したようだけど、違いが分からない。読み込んでいないだけかもしれない。 いずれにせよ、日露戦争の前から、陸軍(だけじゃ無いかも知れないけど)の組織の弱点(将校の人格の低さ、責任感の無さ、反省して対策する事が無い等)が露呈していたのだね。日露戦争の黒溝台会戦で、寒さに対する準備不足は、八甲田事件の繰り返しのようだし。100人を超える死者を出しても、上の人たち(佐官以上)は、順調に出世しているしねえ。今も同じ。

  • a.i

    ★★★★

  • ハイランス

    八甲田山と言えば新田次郎の小説が有名であるが、有名になり過ぎてこれが小説ではなくて史実であるかのように扱われている点を問題視している著者。元自衛官で八甲田山での雪中行軍演習の経験もある著者が事件当時の雑誌連載記事や入手した当事者の手紙などの資料をもとに、実際の八甲田山で何が起こったのかについて丁寧に検証していくノンフィクション作品。

  • やん

    書店で見かけて。著者の他の本は読んでいて、去年の秋口に現地や資料館まで行ってきたのでより興味深く読めた。遭難者の捜索にあたった将校の手紙を新たに入手したことが本書を書く契機になったようだ。5連隊と31連隊の動きを同時進行で記述しているのが分かりやすかった。写真も多く掲載されているので当時の様子を想像しやすい。現地に行った時できれば遭難した現場を実際に歩いてみたい気持ちはあったが、熊出没警報が出ていてそれどころではなかった。主に入浴中に読んだので極寒に苦しんだ皆さんにちょっと申し訳ない気持ちになった。

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