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満州分村の神話 大日向村は、こう描かれた 信毎選書

伊藤純郎

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784784073313
ISBN 10 : 4784073310
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

国策の模範となった南佐久(長野県)の寒村。メディアの中で、どう称賛され、語られたのか?そして、過酷な結末へ…小説、新劇、映画、紙芝居にまで描かれた虚像と実像を冷静な視線で見つめ直す。

目次 : 満州分村―プロローグ/ 満州分村大日向/ 語られる分村計画/ 描かれた大日向村/ 描かれた満州大日向村/ 描かれる母村と分村/ 描かれる軽井沢大日向―エピローグ

【著者紹介】
伊藤純郎 : 1957年上伊那郡高遠町(現伊那市高遠町)生まれ。筑波大学人文社会系歴史・人類学専攻長・教授。博士(文学)。専門は日本近代史・歴史教育学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • MrO

    満州での大日向村の村民の生活の実態を知りたいと思ったが、あとがきにも書かれているように、ほとんど証言は得られなかったようだ。満州に渡った時に、整然と区画された農地や住居を見て、あれっと思った人はいなかったのか、さらに現地の人とのいろいろな意味での交流はあったのか、なかったのかとか、今となっては知りようもないのだろうが、実に知りたい。島木健作の満州紀行だけが、そういう視点を持っていてさすがだと感心する。きっと、今も同じ過ちを犯しつつあるんだろうな。

  • Ryosuke Kojika

    国策としての満州移民の最も有名なモデルの1つであった大日向村。村名とは裏腹の貧村を更生させるべく一石三鳥、四鳥と、もてはやされた分村の実態とメディアでの語られ方を描く。やはり人間は「たまたま」生まれたその土地から根を下ろして地道に生活するしかないのだろう。全ての問題をチャラにしてくれるはずのその計画は、新たな負の連鎖によって現在にも続いている。国策に対する真っ当な批判能力の欠如は、あの頃と今も大して変わらないように感じる。時代背景を考慮すればむしろ現在の方がひどいのかな。

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