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ISBN 10 : 4065326842
Content Description
令和のわれわれが「昭和」や「戦後」の実相を知ろうとするように、大正や昭和初期の人びとも「明治」のわかりやすい絵解きと「解説」を欲した。木戸・西郷・大久保の維新の三傑の死から自由民権運動の盛衰を説く稀代の講釈師は、過激事件の顛末や日清・日露の栄光の勝利の陰に生じた多くの疑獄事件を見逃さない。国家と国民が相即しえた幸福な時代を「ついきのう」のわがこととして語る名調子。
目次 : 西郷隆盛の挙兵と最期/ 木戸の死と大久保の死/ 土佐派の陰謀/ 竹橋暴動/ 三菱会社の勃興/ 国会開設の請願運動/ 官有物払下事件/ 国会の詔勅と政党創立時代/ 自由党と改進党の軋轢/ 朝鮮事件の内秘/ 自由党の国事犯/ 特殊の国事犯/ 日清戦争の表裏/ 日露戦争の〓末/ 明治疑獄物語
【著者紹介】
伊藤痴遊 : 初代。1867・3・20〜1938・9・25。講談師、政治家。旧姓は井上、本名仁太郎。横浜に生まれる。1881年、自由党に入党し、星亨門下の壮士として活躍する。加波山事件、静岡事件などに関係し処罰されたこともある。1887年からは双木舎痴遊と号して政治講談を創始(のち伊藤と改める)。卓越した話術で幕末維新の激動や政財界の裏話、人物譚などを巧みに談じて名声を得た。一方、東京府会議員などを歴任、1928年の最初の普通選挙で当選し、代議士となる(当選2回)。終生話芸の向上発展に尽くし、話術倶楽部を創設、『痴遊雑誌』を創刊した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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