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明治裏面史 上

伊藤痴遊

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336056429
ISBN 10 : 4336056420
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

二十世紀前半に大活躍した風刺家・伊藤痴遊が、黎明期日本政治の裏側を人物中心に物語る。大久保利通、伊藤博文、江藤新平、西郷隆盛、乃木希典等等。志士たちがまだ歴史上の人物ではなく、記憶に新しかった時代に書かれたものならではの迫力が胸を撃つ。

目次 : 1 徳川幕府の覆滅/ 2 遷都の建議/ 3 明治政府の樹立/ 4 賀陽宮の陰謀/ 5 江藤新平と井上馨―予算問題の大衝突/ 6 山県有朋と山城屋事件/ 7 長州藩と三谷三九郎/ 8 明治初年の暗殺三件/ 9 雲井龍雄の陰謀/ 10 廃藩置県の断行/ 11 尾去沢銅山の強奪/ 12 岩倉の洋行と留守内閣

【著者紹介】
伊藤痴遊 : 1867(慶応3)年4月24日神奈川県生まれ。明治、大正、昭和初期に活躍した日本の講釈師、政治家、ジャーナリスト。政治講談を語った。号は双木舎痴遊。自由党員。講釈師のかたわらで政治活動を続け、衆議院議員に二回当選したほか、東京市会議員なども務めた。1938(昭和13)年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Galilei

    初版は大正13年、本書にあるように怪物・山県有朋の死で維新の長州閥の勢力が衰退した時期に、明治政府にとって、まるで文春砲のような暴露本である。△興味深いのは「山城屋事件」の真相。長州の悪友、山形と山城屋は元より、山城屋の身代を喰らった、たかり放題の長州下人。下巻を読むとより鮮明で、維新の朋友を讒言で追い落とした、いい加減三昧が政権に昇りつめ、真摯で実直な江藤新平や前原一誠など有能者が謀略で斬首という構図を、大正デモクラシーが衰退し、軍国化へ進む狭間に暴いたのは、あっぱれという他ない。

  • gatta blu

    昭和14年に発行された原著『隠れたる事実 明治裏面史』の再編。著者がジャーナリストゆえか講釈師ゆえか、視点がとても面白い。推量や多少の脚色はあるのかもしれないが、私の知識では判別できないものの、とても刺激的な本だった。表舞台で物語の主要人物にはなることはない、または少ない人物の活躍なりが知ることができた。「尾去沢銅山事件」についてはとても興味深かった。また、岩倉大使ご一行が条約改正の下見のために渡米(洋行)した一連の話は面白かった。

  • rbyawa

    e217、著者紹介を見ていたら「近所に渋沢栄一のいとこが住んでいた」とあってその後その縁で自由党入り、となっていて、そのわりにはこの客観的な態度どういうことだよww と一頻り。ただよく考えてみたらここに出てきたのは薩長の争いであって、幕末からの顛末であって、そこまでしがらみがないのも当然か。あくまで外側から見た視点ではあるが立場が立場なので語り口調は簡潔、井上馨の横領、山県有朋の商人への陸軍資金融資(と焦げ付け)、江藤新平…はなにもしてないよね? しかし資金がないのに作れってのはちょっと感心はしないかな。

  • 伊藤痴遊の語り口はやはり面白いと思う。内容はかなり踏み込んだ部分があるにも拘らず、読み物的に入って来る。

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