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怪奇鳥獣図巻 大陸からやって来た異形の鬼神たち

伊藤清司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784875023456
ISBN 10 : 4875023456
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2001
Japan

Content Description

中国古代の博物誌「山海経」の引用を中心に、不可思議な鳥獣、異様異体の鬼神が登場する本書は、江戸の無名の絵師によって描かれた。古代中国と江戸期日本の想像力が交差する、妖怪絵巻の全貌をオールカラーで紹介。

【著者紹介】
伊藤清司 : 1924年(大正13年)岩手県に生まれる。慶応義塾大学文学部卒。慶応義塾大学教授、同言語文化研究所長を経て、現在、慶応義塾大学・雲南大学名誉教授。専攻は中国古代史、民族学。著書に『日本神話と中国神話』(学生社)、『中国の神獣悪鬼たち』(東方書店)、『昔話伝説の系譜』(第一書房)、『中国古文化与日本』(雲南大学出版社)、『死者の棲む楽園』(角川書店)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    作者不詳。成立も江戸期としか。絵から察するに文化・文政期頃(少なくても江戸中期以降)のものだと思われる。内容はタイトル通りに中国の「怪奇鳥獣」を描いた図譜で、それぞれの項目ごとに短い詞書が添えられている。『山海経』(中国の地誌)によることが明らかだが、出典はオリジナルなもの(前漢末・紀元前1世紀頃)ではなく、清代(本書の解説者・伊藤清司氏)のものであるらしい。多くはそれほど荒唐無稽なものではなく、むしろいかにも何処かに存在しそうなモノたちである。また、日本のそれらとはかなり様相を異にする。直接に伝わった⇒

  • Roy

    ★★★★☆ 中国の幻想的な異形の鳥獣たちを、江戸時代に描かれた日本画を用いて説明。一様にして奇怪でおぞましく、多種との混合獣(おっさん+鳥、オカメ+蛇、鼠+鴨、龍+馬など)、複数の顔を持つ獣(九人のおっさんの顔をもつ鳥、三つの顔を持つカラスなど)が登場する。それらはそれぞれに、福が来たり(そういうのは大抵神化する)、災いが降ってきたりし、設定も面白く、どこか愛らしい。巻末図譜の絵の表情や仕草が、下手なギャグ漫画よりも奇抜でウケる。

  • Nekono

    山海経を元にした江戸時代の大和絵による異形の生き物図巻の復刻版。山海経と照らし合わせて、間違いは解説の中で訂正してくれている。誠に親切設計です。絵も大きく全作カラー、しかも巻末に山海経の絵画一覧もついてます。読書とかネットとか人生とかにちょっと倦み疲れた時、パラパラとめくりながら、異形のものたちを眺めているとなんだか楽しくなってきます。

  • 千尋

    中国から渡って日本に伝わってきた神獣や妖怪などを図説でわかりやすく解説されています**中でも幻想的な鳥が多く掲載されているので、幻想的な鳥が好きな方にはオススメです**

  • 姉勤

    原典の「山海経」に由った、龍や鳳凰などメジャー化できなかった怪異な”モノ”たちが、粗忽な絵師により適当に紹介されている(※監修の方はしっかり修正&註釈を入れている)。 実在の鳥獣(尾長鶏など)や、滅んでしまったかもしれない動物も多数含まれ、一概に空想の産物とも言い切れない。基本的に道教教義によるテイストが強いが、キマイラやペガサスにルーツが同じ様なもの、他頭他肢はインド的でインターナショナルなイメージに溢れている。 とにかく、コミカルでチャーミングなので一見の価値あり。

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