Product Details
ISBN 10 : 4480016872
Content Description
世俗の権力の及ばない避難所、聖なる別天地としてのアジールは、人々を魅了し歴史の中で大きな役割を果たしてきた。比叡山、高野山、東大寺などは、個人支配者を持たないまま、国家権力と鋭く対峙する存在であった。また、天皇を超える権威を仏神に認めた彼らは、時には内裏にまで押し入って自らの要求を押し通した。寺社勢力を中心に無名の大衆の実力を探る。日本中世を舞台に、アジールの在り方と意義、盛衰を跡付ける一冊。
目次 : 日本中世のアジール/ 第1部 概念(アジールとは何か/ 魔術と迷信の中世/ 日本アジールの特質)/ 第2部 日本アジールの通史(アジールの成立/ アジールのルール/ 退化するアジール)/ 第3部 アジールの諸問題(アジール・境内都市・歴史)/ アジールと国家
【著者紹介】
伊藤正敏 : 1955年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。思想家・中世史研究家。一乗谷朝倉氏遺跡調査研究所文化財調査員、文化庁記念物課技官、長岡造形大学教授などを歴任。現在は研究・執筆活動に専念している。文献史学、考古学、文化財保護行政などをフィールドとしている。研究対象は日本村落史と中世寺社勢力論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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moonanddai
読了日:2022/08/31
takao
読了日:2025/05/04
Go Extreme
読了日:2025/02/18
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