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定本黒部の山賊

伊藤正一

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784635047685
ISBN 10 : 4635047687
Format
Books
Release Date
February/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

山賊がいた!カッパもいた!?北アルプス登山黎明期、驚天動地の昔話。山小屋だけで買えた、山岳名著が復活!

目次 : 1 山賊たちとの出会い/ 2 山賊との奇妙な生活/ 3 埋蔵金に憑かれた男たち―別派の山賊/ 4 山のバケモノたち/ 5 山の遭難事件と登山者/ 6 小山屋生活あれこれ/ 7 その後の山賊たち/ 補遺 遭難者のお礼参り―いちばん不思議だった話

【著者紹介】
伊藤正一 : 大正12(1923)年、長野県松本市生まれ。八歳のとき木曾御嶽へ登って以来、北アルプスをくまなく歩いて現在にいたる。昭和21(1946)年、三俣蓮華小屋(現在の三俣山荘)、水晶小屋を譲り受け、「山賊」たちの協力を得て湯俣山荘、雲ノ平山荘を次々と建設し、昭和31(1956)年には北アルプスの最後の楽園「雲ノ平」への最短ルート、伊藤新道(現在、一般登山道としては使われていない)を独力で完成させた。日本勤労者山岳連盟創設者として、大衆登山発展のため、熱意を注いできた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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非常に面白い。そして読みやすい。引き込ま...

投稿日:2015/02/21 (土)

非常に面白い。そして読みやすい。引き込まれて、一気に最後まで読んでしまった。当ページの「内容詳細」に興味を持たれたなら、是非とも読むことをお薦めしたい。

夜型 さん | 三重県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    狩り、遭難、怪異、山賊たちとの交流。三俣山荘の開拓者が描く黒部川源流の日々。これがまた飛び切りに面白いのだ。山で生きている人でしか体験できないような事が生き生きと描かれ、読んでいるうちに何となく山小屋で焚火に当たりながら主人の話に耳を傾けているような心地さえする。で、内容は怪異や遭難の体験も面白いが、何と言っても四人の山賊が一頭群を抜いているなあ。熊を狩るかと思えば山道を跳ぶように駆けあがる。いつか自分も三俣蓮華岳を越えて雲ノ平に行ってみたい。そう思わせる何かを持った一冊であった。自分ではまだ無理かなあ。

  • NAO

    作者伊藤正一は、戦後黒部の源流に当たるアルプス最奥の三俣蓮華小屋を購入したが、行ってみると、そこ黒部源流に住む山賊たちの住処になっていた。作者は山賊たちと対立するのではなく、彼らとの交流をふかめていく。また、黒部の源流にやって来るのは、山賊たちだけではなかった。源流に眠る鉱脈や、埋蔵金を巡る山師たちの動きは、まさに、「見果てぬ夢」という感じだ。そして、山の最奥だからこその、怪談めいた話もつきない。こういった人が滅多に訪れない場所では、異界と現世の境界も曖昧になってしまうのだろう。

  • キク

    まだ整備されていない終戦直後の黒部で、戦争未亡人から山小屋の権利を買い取った著者が現地に行くと、「山賊」と呼ばれる凄腕の猟師達に占拠されていた。今の日本アルプスの姿になるために、山を愛し山に生きた人々がどれほど貢献したのか、本書を読むまで知らなかった。著者はいつからか「黒部の主」と呼ばれるようになるけど、「谷川岳の主」と呼ばれた中島をはじめ、それぞれの山に人生を捧げた人々がいた。いや、今もいる。日本アルプス最後の楽園と呼ばれ、著者が愛した「雲ノ平」にはどのルートからでも2日はかかるけど、いつか必ず行く。

  • gonta19

    2014/2/23 Amazonより届く。2015/10/10〜10/18いやいや、これは面白い。戦後の黒部最深部の様子とそこで暮らしていた人達のイキイキとしたようすがよくわかる。昔の人は道具も貧弱だったろうにホントにたくましい。来年の夏の遠征は三俣あたりに行きたいな。

  • トリオネア

    流し読み。人間の足で八時間の所を犬(小型の柴)の足では一時間。うちのトイプードルも一応狩猟犬の子孫だから、そんな体力があるのだろうか。大カワウソは子供のような声を出すので、カワウソがオーイオーイと人を呼んでるように聞こえる事もあるのかも。夜や人気のない場所で聞こえると不気味。

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