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フラッシュモブズ 儀礼と運動の交わるところ

伊藤昌亮

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784757103047
ISBN 10 : 4757103042
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2011
Japan

Content Description

ネットを震源として世界中で繰り広げられるフラッシュモブ現象。そこでは人間の集合行動の地殻変動ともいうべき事態が進行しているのではないか。ネット群衆のうねりの中に新たな時代の躍動を探る、新しい群衆論。

【著者紹介】
伊藤昌亮 : 1961年12月栃木県生まれ。東京外国語大学外国語学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。外資系IT企業、出版社勤務などを経て、愛知淑徳大学メディアプロデュース学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • サイバーパンツ

    主に2ちゃんねるオフを社会学的・文化人類学的に調査し、それを群集論、儀礼的パフォーマンスの枠組みで語る。2ちゃんねるオフだけでなく、モブについても分析して欲しかったし、ターナー、バフチン、ミード、大澤真幸あたりの理論を援用してるだけな感が強いが、「無意味の有意味」によって、現代社会をラディカルに見つめ直すねらーの特性や儀礼的パフォーマンスの特性をアイロニカルな没入やオウムに繋げるところなど面白いところはあった。

  • Kentaro

    ダイジェスト版からの要約 パフォーマンス・イベント全般を指すための名称「フラッシュモブ」なる語は『オックスフォード英語辞典』によれば、インターネットや携帯電話を通じて呼びかけられた見ず知らずの人々が公共の場に集まり、わけのわからないことをしでかしてからすぐにまた散り散りになること。ニューヨークやロンドンにおけるよりもはるかに早い時期から、はるかに熱狂的かつ個性的な「フラッシュモブ現象」をはるかに大規模に生み出してきた地域が存在する。それは日本である。2チャンネルに代表されるオフ会がそれにあたるだろう。

  • hayate

    儀礼論と運動論を組み合わせたところで、事例分析として2ちゃんねるオフを挙げている。どちらもそれぞれの理論を踏まえているので、復習になりつつ、興味深い内容。ただ、フラッシュモブズの記述はかなり長いので飽きてくる…研究上重要なんだろうけど。

  • 語りが冗長でちょっと飽きちゃうけど、動画を見てモブの参加人数を数えてるのとか、吉野家祭りの現場に行ってみたり2ちゃんねるの内容分析をしたり、手をかけてきた研究なんだなという感じ。でも2ちゃんねるオフをフラッシュモブの一形態としてどうして位置づけられるのかいまいちよくわからず。だからモブを捉えるために用意した儀礼論と運動論の枠組を使うなら、2ちゃんねるオフよりモブの考察をしてほしかったなと。たくさんの事例紹介はとてもおもしろかった。メディアへの露出も多いし、モブ研究といえば伊藤先生、と認識させた本なのかな。

  • 枕流だった人

    船橋市立図書館

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