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ISBN 10 : 4838233175
Content Description
草子や絵巻がつくられた目的と理由。社会史的、文化的次元でとらえ物語文学の継承と社会性を追求する。
目次 : 序論 中世物語資料と近世社会/ 1 中世物語の再生産(1)(奉納縁起としての奈良絵本―久間八幡宮所蔵『八幡宮愚童記』をめぐって/ 鍋島直之の縁起絵巻奉納―北名八幡神社所蔵『八幡宮縁起絵巻』の制作背景をめぐって/ 雅人と絵巻制作―国立国会図書館所蔵『平家物語絵巻』について)/ 2 中世物語の再生産(2)(公家と庄屋の交流―上時国家所蔵『曽我物語』について/ 社家所蔵のお伽草子―南方熊楠書入の『文正草子』について/ 真字本『玉藻の草紙』考/ 物語草子の浄瑠璃本化―『月日の本地』から『帰命日天之御本地』へ)/ 3 中世物語の再利用(『源平盛衰記』の改作(1)―『源平軍物語』について/ 『源平盛衰記』の改作(2)―『頼朝軍物語』について/ 神社資料の読み物化―『賀茂の本地』をめぐって/ 高僧伝の読み物化―『弘法大師御本地』について)/ 4 資料編(久間八幡宮所蔵『八幡宮愚童記』付「久間八幡宮修造勧進帳」/ 北名八幡神社所蔵『八幡宮縁起絵巻』/ 真字本『玉藻の草紙』/ 『帰命日天之御本地』/ 東京国立博物館所蔵『頼朝軍物語』)/ 補論 中世物語の文芸的変容(お伽草子における物尽し―歌謡との関係を通して/ 物語史における脇役の変遷―乳母冷泉考)
【著者紹介】
伊藤慎吾 : 昭和47年生まれ。國學院大學非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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