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男らしさ のゆくえ 増補版 男性性の文化社会学

伊藤公雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784788518896
ISBN 10 : 4788518899
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現代社会の変容とともに、男性性にも揺らぎが生じている。本書では、男性たちを呪縛してきた〈男らしさ〉の問題を、近代社会の構造と重ね合わせて分析する。固定的な男性性にとらわれてきた男性たちを、ひとつではない〈男らしさ〉へと解放する。

・日本における男性学・男性性研究の草創期の成果を30年ぶりに増補版として刊行。あらたに二つの章を追加し、男性学・男性性研究や男性運動の近年の潮流についても紹介する。

【著者紹介】
伊藤公雄 : 1951年埼玉県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程で社会学を学んだ後、イタリア政府給費留学生としてミラノ大学政治学部留学。大阪大学人間科学研究科助教授・教授、京都大学文学研究科教授、京都産業大学現代社会学部客員教授を経て、京都大学・大阪大学名誉教授。放送大学客員教授(2008〜2012年)、カ・フォスカリ=ヴェネツィア大学客員教授(2014年)、日本学術会議会員(2014〜2020年)、日本ジェンダー学会会長(2007〜2015年)、日本社会学会会長(2021〜2023年)など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ひろ

    増補改訂により網羅的になった男性学の教科書的な本。近代産業社会が男女の性役割分業を固定化し、しかし資本主義の発展が「労働力」として等しく男女に価値を与え、男性は特権的に与えられた役割を喪失、権力と支配への欲望を遂げる契機が失われた男性が「男>女」という固定化した価値観に基づく以外のコミュニケーションの方法を知らず孤独に悲鳴をあげている。これはフェミニズムが批判する近代社会=「ひとつ」にしようとする運動の歪みの表裏であり、多様であることそれ自体を受け入れることがまっとうな解放への道だと言う。その通りと思う。

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