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見えないスポーツ図鑑

伊藤亜紗

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794971920
ISBN 10 : 4794971923
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

研究者たちが考えていることって―実はめちゃくちゃ面白い。視覚障害者の方々にスポーツの臨場感をどう伝えるか、から始まった研究は「スポーツ」を翻訳することに…向かった。抱腹絶倒&試行錯誤の本邦初、研究ドキュメンタリー!

目次 : 第1章 ラグビーを翻訳する/ 第2章 アーチェリーを翻訳する/ 第3章 体操を翻訳する/ 第4章 卓球を翻訳する/ 第5章 テニスを翻訳する/ 第6章 セーリングを翻訳する/ 第7章 フェンシングを翻訳する/ 第8章 柔道を翻訳する/ 第9章 サッカーを翻訳する/ 第10章 野球を翻訳する/ おうちで翻訳

【著者紹介】
伊藤亜紗 : 美学者。東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター/リベラルアーツ研究教育院准教授。MIT客員研究員(2019)。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)

渡邊淳司 : NTTコミュニケーション科学基礎研究所上席特別研究員(NTTサービスエボリューション研究所2020エポックメイキングプロジェクト兼任)。主著に『情報を生み出す触覚の知性』(2014、化学同人、毎日出版文化賞(自然科学部門)受賞)など。文化庁メディア芸術祭やArs Electronica Prix審査員等、表現・体験領域にも関わる

林阿希子 : NTTサービスエボリューション研究所2020エポックメイキングプロジェクト主任研究員。大阪大学大学院生命機能研究科修了。人間中心設計の研究者として、高齢者向けウェブデザインの研究や、空港での人流誘導サインの実証実験、物体認識技術を用いた展示会アプリの開発等に携わる。ユーザの心理・行動モデルの研究を行う一方で、実サービス化に向けた体験創造を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • けんとまん1007

    2,3年前から伊藤亜紗さんの著作や、メデイアからの情報に関心を持っている。美学者という立ち位置がいいと思うし、取り扱うテーマや切り口が、こころと脳を刺激する。そんなテーマの一つである「眼に見えない」という点から、スポーツを表現してみようという取組。中にもあったとおり、自分が眼から観たり、耳で聴いたりしてきたことと、全く違う情報が満載で、それぞれの競技で、そんなことが起きているのだと驚いた。改めて、選手の能力の凄さと広さを考えずにはいられない。このあと、各競技を観る眼が変わりそうだ。

  • はっせー

    気が早いが今年のベスト9に入れたいほど良かった作品であった!研究者3名と各スポーツのプロフェッショナルがどうやって視覚障害者の方にも試合での臨場感を味わえるかを考え、スポーツの要素を翻訳する作業をまとめている。読後感はこの本でしか味わえない。

  • 小木ハム

    各競技のプレー中の"見えない感覚"を抽象化して別のものに置き換えてみようという試み。その種目の一番大切な本質の部分を最初に体験することができれば、その競技を学ぶ『勘』が育ちやすくなるかもしれない、という狙いがある。身体感覚の抽象化という手探り・試行錯誤感が楽しい本。頭の良い人はこういうふうに分解するんだなぁ。おもちゃ箱をひっくり返したように無関係のモノ(100均グッズ)が散らばってる状態はブレストの状況に近い。プロトタイプを作りやすい環境と、その道のエキスパートが『それっぽい』と感じる事がひとつの目安。

  • nbhd

    ここまでカラダを動かしたくなる本をほかに知らない。というか、カラダを動かさないと読めない。「目の見えない人にアスリートの感触感覚を伝えること」がテーマ。百均アイテムを使って、スポーツの「VR化」に試行錯誤する翻訳ドキュメントだ。例えば、フェンシングなら「アルファベットの積み木で引っ張り合いをする」のがよいらしい。タイトルに「目の見えない〜」とあるけれど、視覚障害者も、「スポーツ観るだけ」の人も、アスリートの生の感触感覚は“見えていない”…だから同じ地平にある。カラダ動かしながら、再読したい一冊。

  • kitten

    図書館本。何となく気になって借りてみた。スポーツ、アスリートの感覚を、視覚によらずに体の動きとして翻訳していく図鑑。スポーツの快感、感覚を日常にあるもので伝えていく。フェンシングの「CとHのアルファベットの木を、引っ掛けるか、外すかの攻守交替しながら争う」というのは、面白かった。そして、翻訳としてはサッカーが最も複雑だった。1対1のスポーツや演技して評価するスポーツはわかりやすいが、チーム戦となると難しいな。これ、スポーツ観戦する上でも面白いと思う。

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