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「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明

伊神満

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784822255732
ISBN 10 : 4822255735
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2018
Japan

Content Description

気鋭の経済学者が挑んだ、イノベーター「栄枯盛衰」の謎。

目次 : 第1章 創造的破壊と「イノベーターのジレンマ」/ 第2章 共喰い/ 第3章 抜け駆け/ 第4章 能力格差/ 第5章 実証分析の3作法/ 第6章 「ジレンマ」の解明―ステップ1 需要/ 第7章 「ジレンマ」の解明―ステップ2 供給/ 第8章 動学的感性を養おう/ 第9章 「ジレンマ」の解明―ステップ3・4 投資と反実仮想シミュレーション/ 第10章 ジレンマの「解決」(上)/ 第11章 ジレンマの「解決」(下)/ 巻末付録 読書案内

【著者紹介】
伊神満 : 1978年、東京生まれ。経済学者。イェール大学准教授。MIT客員准教授。専門は産業組織論、特に動学ゲームと技術革新の実証分析。2002年、東京大学教養学部(ラテンアメリカ地域文化研究科)卒業後、日興ソロモン・スミス・バーニー(現・シティグループ証券)株式調査部にて建設・住宅・不動産業界を担当。2007年、東京大学大学院経済学研究科修士。2012年、UCLAアンダーソン経営大学院博士。イェール大学助教授、スタンフォード大学客員助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    クリステンセンの著書「イノベーションのジレンマ」を経済学的な観点からわかりやすく書かれたもので、私は楽しく読ませてもらいました。最近はマクロ経済学よりも企業行動の分析に目を向けたミクロ経済学的な分野で楽しませてくれる経済書が増えて来ているようです。デジタル的な分野で最近は「創造的破壊」ということがいわれてきていますが、時期がぴったりの良書でした。

  • 金城 雅大(きんじょう まさひろ)

    「気軽なノリ」と著者自らが豪語するだけあり、めちゃめちゃ読みやすかった。 なんせ「経済学の初学者は、小難しい理論の話は斜め読みしてもいいし、ここは飛ばしても構いません」と言い添えてくれるので、理解できなくても罪悪感なく読み進められる。 (正直6,7,9章は所々斜め読みしました 笑) また、1章で本書全体のあらすじを示した上で都度振り返りを書いてくれているので、構成的にも親切だ。第8章「動学的感性を養おう」は、普段感覚でやっているコスト判断の数理的論拠を、親しみやすい話題で楽しく学べた。

  • RASCAL

    既存企業によるイノベーションが新参企業よりも後れをとる理由を数理的な根拠を以て経済学的に説明した本。企業の意思決定のメカニズムに言及、トヨタがEVで日産に後れを取っている理由とか、現実の問題の推論に役に立つ。この本は、経済学は誰の役に立つのかということに焦点を当てている点が、単なる解説書と一線を画している。たとえ話は多少ピントを外れているものもあり、最後の2章はそれまでの丁寧な説明からやや飛躍気味だったが、学問のための学問ではない、世のため人のための学問とは何かについて考えさせられもした。

  • Francis

    ある経済系の読書会で課題本となっていたので読んだ。私はどちらかと言えばマクロ経済学の方に興味があってこちらのミクロ、産業組織論には疎いのだけれども、今までの知識を思い出して大体納得できる内容だった。伊神さんの語り口が面白いのでサプライズを期待してしまうが、そう言うことはないです。企業や産業は政府が監督しない方が良い、と言うのは納得。

  • molysk

    既存企業は、たとえ有能で戦略的で合理的であったとしても、新旧技術や事業間の「共喰い」がある限り、新参企業ほどにはイノベーションに本気になれない。さらに、「共喰い」を推進すれば、旧事業の資本は毀損して、「企業価値の最大化」という株主利益に反する可能性がある。また、現実のIT系産業の「創造的破壊」は、政府介入ではなく、「競争と技術革新のバランス」でもたらされた。だが、以上の結論に大した価値はなく、「どんなことを、どんな風に考えながらそこに到達したのか」という「道のり」こそが、大人に必要な「科学」というものだ。

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