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クイズ思考の解体

伊沢拓司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784023319837
ISBN 10 : 402331983X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

東大卒クイズ王・伊沢拓司の待望の新刊!
執筆2年半のALL書き下ろし。クイズ業界関係者から大絶賛!

「高校生クイズ」で史上初の2連覇を果たし、「東大王」や「QuizKnock」創設で日本のクイズ界を牽引する伊沢拓司。
彼の「思考過程」がまるっと見えてくる!

「クイズは無限の可能性を持つエンターテインメントです。クイズが文化として見直され注目されている今こそ、クイズを解く時に何を考えているかという思考過程を解剖したい!それが私を育ててくれたクイズ界への恩返しになる。その使命感で無心に執筆を続けた、『クイズのために書いたクイズの本』です!」(伊沢)

クイズを愛しすぎた時代の寵児が「クイズ本来の姿」を長大かつ詳細に、繊細だが優しく解き明かすクイズの解体新書。伊沢氏自らが長期間に渡って調査を行い、圧倒的な情報を詰め込んだ超大作である。
熱意のこもった、かつ親しみやすい筆致で、クイズの現在地をロジカルに体系化し、未来への発展をいざなう。クイズプレーヤーはもちろん、クイズ愛好者にはぜひとも手に取ってもらいたい、クイズ史の「マイルストーン」となる一冊になるだろう。


【目次】
序章:マジックからロジックへ
1章:クイズの歴史
2章:早押しクイズの分類
2.5章:早押しクイズの分類、そのテレビへの応用
3章:クイズと誤答
4章:クイズと作問
5章:クイズ思考と「クイズを伝えること」
あとがき:クイズをクイズのままに

【COLUMN】
・「クイズ界」古今東西
・現代の早押しクイズに「確定ポイント」は存在するのか?
〜早押しクイズの微分学 その現在
・クイズに統一王者がいない理由〜クイズの「強さ」論
・クイズ王と学歴
・再考「クイズの持つ暴力性と、その超克」
〜「ユリイカ」の反省とアップデート

【著者紹介】
伊沢拓司 : 日本のクイズプレーヤー&YouTuber。1994年5月16日、埼玉県出身。開成中学・高校、東京大学経済学部を卒業。「全国高等学校クイズ選手権」第30回(2010年)、第31回(2011年)で、個人としては史上初の2連覇を達成した。TBSのクイズ番組「東大王」では東大王チームとしてレギュラー出演し、一躍有名に。2016年には、Webメディア「QuizKnock」を立ち上げ、編集長・CEOとして日本のクイズ界を牽引する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のぶのぶ

     東大王で興味をもった人物で、講演会で話を聞き、「勉強大全」を読み、この本へ。半年かかりましたが、クイズの歴史から、クイズの構文分析、クイズの作問まで、クイズを解体した本は、たぶんこの1冊のみ。クイズが本当に好きなんだなあと思う。また、早押しは、マジックではなく、ロジック、研究もし、傾向と対策もし、努力の賜物であることがわかる。これだけ準備してきたら、勝てないわけだ。本当にプロ!!好きでないとできないこと。どうしてもクイズ=高学歴となってしまうが、そうではないし、クイズ愛がないとここまでできないだろう。

  • koji

    小川哲著「君のクイズ」を読んで、巻末の参考文献に本書があり興味を持って手に取りましたが、まずその分厚さに吃驚。更に読み進めるうち「博士論文と見まごうような緻密な論理展開」に二度目の吃驚。更に更に、(あっさりめが多いいつもの)読メレビューと異なって高い熱量のレビューが多いことに三度目の吃驚。伊沢さんのニコニコ顔が私の脳裏から消えてしまいました(笑)。それでも、クイズの歴史、ロジカル性、戦略性を、ここまで熱く語ってもらえると、スカスカの私のクイズ脳が少し実が詰まったように感じたのは、伊沢さんのお陰ですね。多謝

  • paluko

    「クイズは、人を選り分ける遊びだ。『ある知識を知っている/知らない』という浅い次元で人を分断し、その場の努力だけではどしようもない勝ち負けを押し付ける。体育が嫌いな人にとっては、いきなり体育の授業が始まるような感覚、といったら理解していただけるだろうか」(396頁)まさに体育が嫌いだった自分が頷きまくってしまった一文。知識だけで語られがちなクイズの「ゲーム性」がよくわかり、QuizKnockのメンバーが知らない外国語(例:アラビア語)での出題にも答えられる理由も構文論でよくわかった、納得の一冊。

  • tuppo

    これまではテレビの中で行われている「ハレのもの」であったクイズを日常的にいつでも行える「ケのもの」にしてしまうことがさらなる発展を呼び込むのではないか。格式は下がるかもしれない。「マジック」は使いづらくなるかもしれない。しかし文化としての寿命を延ばすためにはこれだ。/たった数文字の解釈を巡ってもさまざまな意見が噴出する。それだけ早押しクイズは複雑だ。大切なのは「ここまではルール。ここからはマナー。そしてここからは個人の好み」といったガイドラインを個々人が自分の中で意識した上でそれぞれの価値観を尊重すること

  • hideto

    子供の頃ウルトラクイズを見て以来、クイズの世界に強い憧れを抱きました。大学生の頃、多少かじりましたが、それも遠い昔のこと。最近のクイズ界にはとんと疎かったのですが、読み始め。クイズ番組の歴史に始まり、様々なクイズの形、問題の作り方、果ては誤答のあり方に至るまで研究し、文章化しているのはさすがとしか言いようがありません。つい昔を思い出し、誰かと早押しクイズで戦ってみたくなりました。

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