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追跡

伊岡瞬

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163919447
ISBN 10 : 4163919449
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

東京都武蔵野市で住宅一棟が焼ける火災が発生。焼け跡からは、その家に住む志村潔(69)とその息子夫婦と見られる男女三人の遺体が見つかる。
単なる住宅火災に見えたが、夫婦と見られる遺体の死因は焼死ではなく、刺されたことによる失血死であった。

しかも現場からは、この夫婦の子供と見られる小学生が消えていた。さらには、志村の経歴をたどると、息子≠ェいた形跡がない。一体この火事で死んでいたのは何者だったのか?
警察が捜査をに乗り出すのと軌を一にして、地下組織『I』の作業員の樋口にもある指令が下される。
不可解な火災、血の繋がりのない家族=A消えた子供の行方‥‥エンタテインメントを追求した、究極のノンストップサスペンス。

【著者紹介】
伊岡瞬 : 1960年東京都生まれ。広告会社勤務を経て、2005年『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をW受賞しデビュー。16年『代償』で啓文堂書店文庫大賞を受賞し、同書は50万部超の大ヒット作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    伊岡 瞬、4作目です。 本書は、著者デビュー20周年記念作品、謎が謎を呼ぶノンストップサスペンスということで、期待して読みましたが・・・ https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163919447

  • パトラッシュ

    エンタメにおけるアクションと背景描写の配分は悩ましい問題だが、本作は残念ながら失敗している。何よりの欠点は多数が殺される大事件の根本が、程度の低いワルの暴走とする設定のお粗末さ。宮部みゆき『火車』を思わせるシリアスな導入部から一転して、極秘の犯罪請負組織の衝突という漫画ゴラク風のドタバタ劇の連続でシラケてしまう。巨悪であるはずの政界フィクサーや国会議員も部下に裏切られ、勝手に動かれて失敗を重ねる。著者が64歳のためかアナクロな犯罪ばかりで、最新技術はカケラも描かれない。令和の世に昭和のドラマは似合わない。

  • イアン

    ★★★★★★☆☆☆☆巨悪との闘いをサスペンスフルに描いた伊岡瞬の長編。郊外の住宅が全焼し、焼け跡から3人の刺殺体が発見される。しかし現場からはそこにいたはずの男児が忽然と姿を消していた――。食い違う被害者の目撃証言。一体殺されたのは誰で、なぜ男児は姿を消したのか。謎が謎を呼ぶ展開に期待は高まったが、視点が無駄に多いこと、いくつもの組織が入り乱れることで読者を置き去りにしてしまった感が否めない。『冷たい檻』に登場した樋口透吾が重要な役を担うが、シリーズ第2弾≠ニしなかったのは前作があまり売れなかったから?

  • いつでも母さん

    謎が謎を呼ぶノンストップサスペンスと帯にある。始まりから不穏。確かに謎ばかり・・正直「えー?これ伊岡さん?」なのだ(ごめんね)フィクサーと与党幹事長の対決や内通者の件はあるかもと思うものの(思うのかい)『組合』だの『I』だの半グレだの・・流れに乗れずの読書になってしまった次第。全編通して追跡ではあったけれど・・ん〜ん。

  • hiace9000

    巧みに張り巡らした伏線の陰から現れる、敵・味方、それすらもわからぬ追手の追跡をいかに躱し目的を遂げられるか―。そのスリルを堪能できるネットフリックス・スパイ・アクション映画的作品。大元を辿れば、政界を牛耳ろうとし暗躍するどうしょうもないクズ同士の欲と面子の戦いなのだが、そこはさておき、気の利いた巻頭の人物相関図を何度も見返しつつ、追いつ追われつの知能&情報&肉弾の戦いに手に汗に握る読書時間になるでしょう。ちなみに真っ当な人間は、刑事・敷島36歳独身176cmただ一人。未読の『冷たい檻』も読まなくちゃ。

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