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科学技術をよく考える

伊勢田哲治

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784815807283
ISBN 10 : 4815807280
Format
Books
Release Date
April/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現代社会に生きる上で必要不可欠な科学技術と、どう向き合えばよいのか。理系人間にも文系人間にも必須の、自分の頭で考えぬく力をまったく新しいスタイルで身につける。

目次 : 1 遺伝子組換え作物/ 2 脳神経科学の実用化/ 3 喫煙を認めるか否か/ 4 乳がん検診を推進するべきか/ 5 血液型性格判断/ 6 地球温暖化への対応/ 7 宇宙科学・探査への公的な投資/ 8 地震の予知/ 9 動物実験の是非/ 10 原爆投下の是非を論じることの正当性

【著者紹介】
伊勢田哲治 : 1968年生まれ。1999年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。名古屋大学大学院准教授などを経て、京都大学大学院文学研究科准教授

戸田山和久 : 1958年生まれ。1989年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、名古屋大学大学院情報科学研究科教授

調麻佐志 : 1965年生まれ。1995年東京大学大学院総合文化研究科博士課程中途退学。現在、東京工業大学大学院理工学研究科准教授

村上祐子 : 1968年生まれ。2005年インディアナ大学大学院博士課程修了。現在、東北大学大学院文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tapioka

    クリティカルシンキング(CT)を用いた議論について、具体的な課題にもとづき紹介した教科書的な本。CTとは他人の主張を鵜呑みにせず吟味し評価するための方法論です。ただ、CTを用いるのは学生や研究者の間で議論を深めるにはいいですが、会社の会議ではお金と時間の成約があるものが多いのであまり使いません。逆にブレーンストーミングやKJ法を使います。建設的に議論を進めないと、限られた時間で話が収束しないので。本の冒頭にあるとおり理系の大学生・大学院生向きの本で、中身の濃い議論するにはCTの考え方は役立つと思います。

  • tellme0112

    また読みたい。未消化。学生時代に読んでおきたかった。

  • 横丁の隠居

    この本が成功しているのは、とりあげている話題がどれも現在ホットなものだということだろう。いずれの論争も真面目に書かれており、クリティカルシンキングのよい題材となっている。これを使って大学学部生レベルで話し合えば有益な啓蒙的体験になるに違いない。面白いのは日本ではCTを持ち出すと嫌われるという傾向までCTされていることである。確かに日本では理屈っぽいと嫌われますよね。

  • たかひー

    ★★★ きちんと本腰を入れて読めばもっと勉強になると思うけれど、電車読書ではそれも難しく。とは言え、それでも非常に参考になった。

  • たかぴー

    CTの基礎を学びたいと言う人にはうってつけなのではないかと思った。それはCT自体について本格的に学びたいと言うよりも、実際にその場で学びながら議論について論じるメソッドを体験して定着させることによって今後の建設的な議論の指針を手に入れると言う意味でのうってつけである。本格的に学ぼうと思えばもっと専門的な書物が必要であると思われる程度の優しい方法ではあるが、だからこそ無理せず正確な議論と言う概念に触れられる。普段からそのような考え方をしたことのない人にこそ読んで欲しい。

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