Books

国際貢献のウソ

伊勢崎賢治

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480688477
ISBN 10 : 4480688471
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2010
Japan

Content Description

国際NGO・国連・日本政府を30年渡り歩いて痛感した「国際貢献」の美名の元のウソとは。武装解除のプロが、国際情勢のリアルを縦横無尽に語り、日本だからこそできる国際協力のカタチを考える。

【著者紹介】
伊勢崎賢治 : 1957年東京都生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了(都市計画・建築)。インド留学中、スラム住民の居住権獲得運動に携わる。国際NGOに身を置きアフリカ各地で活動後、東チモール、シエラレオネ、アフガニスタンで武装解除を指揮してきた。現在、東京外国語大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ヴェネツィア

    著者は長年にわたって様々な国際NGOの活動に従事し、現在は東京外大教授として平和構築・紛争予防学を講じる。本書ではNGOの実際、国際ボランティア、国連、ODA、自衛隊と憲法第9条を語る。この人の語り口は歯に衣を着せぬというか、万事にストレートなので、本意が伝わらないのではないかと心配するのだが、彼の語ることは極めて実践的であり、日本の人たちが持っている誤解や迷妄を見事に打ち砕く、まことにパワフルな論法である。自衛隊の海外派遣にしても、その実績を作りたい政府の意向だけがあり、その実は全く無意味だと看破する。

  • syaori

    日本の「国際貢献」は、国益は度外視で国際社会のためにやるものだけれど、今後は欧米のように国際社会の利益を通して国益を実現していくべきではないかという本。著者は、途上国の貧困に依存するNGOの体質や安保理常任理事国の利害が絡む国の紛争には無力な国連のジレンマなどに絡めながら日本の政府やNGOの国際貢献の問題点と改善案を提起します。それは、国連のジレンマや中東で「嫌われ」ている米国の弱点のスキマを突き、かつ9条を持つ日本の特質を生かすことで、それが実現できれば国際社会での日本の存在感も増すだろうと思いました。

  • 1.3manen

    サンデーモーニングで拝見したことがある。NGOの三角構造は、ドナーと被援助者の関わりが薄いという(19頁)。要は、金持ち市民と貧乏市民の関係が薄いのが問題である。NGOが介在するのは、両者の間のようだが。著者は、途上国での経験がおありで、ワイロを正当に管理するシステムを構築するとよいと指摘された(28頁)。システムは山下祐介先生の震災復興論でも注目されていた。NGOが社会変革を強調するのは控えるほうがいいともいう(38頁)。所詮は、よそ者なのだから。非正規よりもJICA青年海外協力隊の方がいいカネが現状。

  • ふろんた2.0

    NGO=ボランティア活動というイメージが根付いてしまって、低賃金労働を強いられているというのは聞いたことがあったが、著者の実体験に基づく主張には、説得力があった。著者の主観なので、参考程度にとどめておくが、NGOの活動に興味がある学生には一読の価値があると思う。

  • たむ

    現状あまり意味のない、むしろありがた迷惑になってしまうような国際貢献もあるようで、本当はもっと枠組みを作ってやる方法もあるのだと思います(だだそれをすると本書で言う官僚的になってしまうのですが)。一方で、著者はベンチャーのような発想でやるのが良いと主張していてそれは確かにそうだなと思うのでその線引きをどこにするのかが難しいのかもしれません。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items