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尻尾と心臓

伊井直行

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062200523
ISBN 10 : 406220052X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

回り道を通してしか、見えないことがある。仕事にも、人生にも。未知の経験を求めて転職した女と社命を帯びて出向した男が、会社の“闇の奥”に見つけ出したものとは―?仕事とは何か?を問う、文学の新たな試み。傑作長篇小説!

【著者紹介】
伊井直行 : 1953年、宮崎県生まれ。83年「草のかんむり」で群像新人文学賞、89年『さして重要でない一日』で野間文芸新人賞、94年『進化の時計』で平林たい子文学賞、2001年『濁った激流にかかる橋』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • りつこ

    ところどころがかなりリアルな会社員小説。リアルなだけに会社嫌いな私には全く楽しくない小説だった。下町ロケット読んだときはこんな夢物語、けっ!と思ったが、これを読むとこんなものを本でまで読みたくはないわ!と思う。私には合わなかったな。

  • おかむら

    新規プロジェクトに取り組む会社員小説。といっても池井戸さんのような手に汗握る熱い物語ではないです。地味。しかしこの地味さがとても面白い! 親会社と子会社、営業課ごとの対立、課内の人間関係等々、ほぼ社内の折衝に終始するのが実にリアルでいいの! 安藤課長とか派遣の飯干とか、実際いそうだこういう人!

  • からす

    この作品は”お仕事小説”になるのだろうけど、どうも平板で熱くなるものもなく、読了してしまった。

  • TATA

    話自体は抑揚なく淡々と進む。それでも社内外の様々な軋轢も含めかなりリアル。思えば我々サラリーマンの生活ってこうだよなと。そういう意味で示唆の多いお話でした。

  • あんパパ

    日々の地道な仕事を積み上げていくような「仕事」小説というより「会社員」小説かな。倍返しも出世も栄光もないがほとんどの「働く」はこんなものかと思う。「心臓」のある仕事にはいつも接していたいとは思う。 静かだけど面白い小説だった。

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