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小林一三は宝塚少女歌劇にどのような夢を託したのか

伊井春樹

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623079988
ISBN 10 : 4623079988
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

もともとプールとして設計された設備を、劇場に転用した苦肉の策からはじまったと言われる宝塚少女歌劇団。阪急電鉄の経営にたずさわった小林一三は、さまざまな仕掛けやアトラクションで鉄道事業を成功に導こうとした。箕面動物園、こども博覧会、お伽芝居といった次々打ち出された娯楽を人々はいかに享受したのか、宝塚少女歌劇にいたるまでの沿線開発の歩みを当時の世相と共にたどり、明治・大正の文化史の一場面を活写する。

目次 : プロローグ/ 1 最も有望なる電車/ 2 箕面有馬電気軌道電車の発車/ 3 箕面動物園の開園/ 4 山林こども博覧会/ 5 巌谷小波の演劇活動/ 6 大阪お伽芝居と高尾楓蔭/ 7 翠香殿のにぎわい/ 8 宝塚新温泉のオープン/ 9 宝塚パラダイスと少女歌劇のはじまり/ 10 宝塚少女歌劇の上演/ エピローグ―あとがきにかえて

【著者紹介】
伊井春樹 : 1941年愛媛県生。広島大学大学院博士課程修了、文学博士。大阪大学大学院教授、国文学研究資料館館長を経て、大阪大学名誉教授、愛媛県歴史文化博物館名誉館長ほか、公益財団法人阪急文化財団理事・館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • takao

    ふむ

  • さわでぃ

    宝塚歌劇団が活動を開始するまでの歴史をまとめた本。もともと有馬を目指していた電鉄が宝塚どまりになったこと、箕面に造った動物園や劇団で興行経験が得られたこと、宝塚プールの温度が低く遊泳に適さなかったので劇場に転用したことなど「トラブルがあっても別の活用方法を考える」「当初の計画がすべてではない」「昔やったことが場所を変えて役立つことがある」など、事業は偶然にも左右されるものだと思った。

  • 宝塚少女歌劇団発足にいたるまでの過程を、実業家小林一三の沿線誘致・開発の営みと共に追う。自身が経営する阪急鉄道の最終駅宝塚に総合レジャーランドを開き成果を収めるも、メインに据えた大型プールは寒くて不人気。そこで、歌劇場として転換し再出発をするのがよく語られるエピソードだが、レジャーランドでおとぎ話のテーマパークを開催して好評だったことや、少年音楽隊が当時のブームだったことなどから、元々総合劇場として建てられたのではないかと推測する。当時の新聞記事や広告が挿絵で挟まれ、人々の新時代の生活を疑似体験できる。

  • Tatsuo Mizouchi

    ☆☆☆ 阪急創成期についてはたぶん阪急電鉄社員より詳しいと思う(笑)

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